チェルノブイリ原発事故最初のフィルム写真


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1986年4月26日、爆発から14時間後に撮影されたチェルノブイリの最初の画像。

被災地上空の放射線レベルを評価するヘリコプターから撮影された。空気中の強烈な放射線のため、画像は粗く、露光と同時にカメラのフィルムにダメージを与え始めた。

写真家のイゴール・コスティンは、20枚ほど撮影した時点で、放射線がカメラのモーターに影響を与えることに気づいた。(磁界の中で放射線の向きが変わるように、強い放射線がモーターの磁界に作用するため) 彼がフィルムを処理したところ、使用できたのは上の画像だけだった。高濃度の放射線の影響を受けた他の写真はすべて真っ黒になってしまった。

コスティンのチェルノブイリ訪問は、合法的なものでも、当局の許可を得たものでもなかった。事件のニュースはほとんど隠されていた。しかし、その後、コスチンは事故現場、プリピャチの住民の避難、発電所周辺の30キロ圏内を撮影する許可を得た。彼の写真は大惨事を世界に明らかにする一助となった。

コスティンは原発の近くにいたにもかかわらず、致命的な量の放射線を浴びることはなかった。彼は2015年、78歳の時に自動車事故で亡くなった。