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お金の話がキライな自分がお金と向き合ってみたら~お金の使い方も仕事も変わった~

(この記事は3,340文字、約5分で読めます)

▷お金の話はいやらしい…

「お金の話は好きですか?」

「嫌いじゃない」という答えが多いと思う。

では質問を変えて、「投資の話は好きですか?」

これだと大半は「好きではない」と答えるのではないでしょうか。

以前の自分はお金の話を外ですることにとても抵抗があって、そして投資=怖いのイメージが強い人間だった。

なぜ抵抗があったかと思い返すと幼少期から「お金の話は外でするな」とよく言われていたから。

他人とのお金の話は嫉妬を生み、面倒くさいことになると教えられてきたので、親は家のお金のことを教えてくれなかった。だから親の年収は今でも分からないし、実家がいくらで購入されたのかすら分からない。

投資も何か分からないけれど危ないものだと思っていた。

これは決して親への批判ではなく、私の幼少期の時代と住んでいたエリアの特性なのだと思う。学校でもお金持ちや貧しいというのでレッテルが貼られれていたりちょっとしたイジメだって起きていた。

そういうのがあってお金の話は苦手だった。

これらのことは今となっては考えられない。なぜなら今はお金の話ができる人を見つけると猫のようになついて、いろんな話を聞いたり意見を聞いたりする。

投資も何か分からず嫌いだった自分は今、株式・投資信託・不動産投資をやっていたり、仮想通貨やNFTも買っていたり。

なぜそんな真逆の変化が起きたのか。それは偶然のきっかけがあったから。

▷お金を学ぶきっかけをくれた苦手な同期

22歳で新卒で生活用品メーカーに入社。同期は70人程。

入社当初研修があるのだが毎晩のように気のあう同期と飲んでいた。同期のことは基本全員好きで誘われたら常に参加していた。

ただ同期の中で1人苦手な同期がいた。博識だが博識さの出し方がちょっとマズイ感じの同期。嫌いではなくあんまし接したくなかった。(ちなみに本人にはそんな気はなく自分が勝手に思っていただけ)

結局、その苦手な同期は新入社員の研修時は全く接点はなく過ごしたのだが、本配属になった時にたまたま近くの場所に配属されて、そこから何か知らないけれど一緒に話す機会が増えた。

あるとき、その同期がお金の話をしたときに他の人は敬遠していた中で私は面白くて1人だけ聞き入っていた。

その後「お金の話好きなら一緒に勉強しに来る?」と言われ、即答で「いく」と答えた。

今振り返るとそれがお金好きになる分岐点だった。誘われたら考える前に「Yes」と返す性格で良かったとつくづく思う。

▷お金は知らなかったら嫌いだった。知ればとても楽しいもの。


同期から誘われていったのはとある経営コンサルの方が自主的に開催している20代前半向けの勉強会だった。

そこでは、定期的にお金の歴史、世界の経済事情などありとあらゆることを教えてもらった。

自分はお金を毎日使っているのにお金のことを何も知らなかった。学ぶのが楽しくなったにあることに気づく。

「お金のコト知らないから嫌いだったんだ」

お金が嫌いな理由は自分で考えた結果嫌いになったわけではなく、周囲の環境そして知らないから嫌いと思って勝手に遠ざけていたからだった。

ちなみに講義は多岐にわたるのだが中でも面白かったのはお金の価値の話、そしてP/L、B/S、C/Fの財務の話。

「お金の価値って1,000円なら1,000円でしょ」と思っていたけれど、それは浅い考えで日々お金の価値は変動している。物価ということを考えると、物価上昇していけば今の1,000円は将来同じ1,000円の価値を持たなくなる。そんなこと普通にしていれば知ることもない。


そして財務の話は、経理の人しか知らなくてよいと思っていたけれど自分が生活するうえでとても大事だと学ぶ。

『お金って深くて面白い。それが故に、早く学ばないと将来損する』

そのことにも気づかせてくれた。

このきっかけをくれた苦手な同期と何も知らない自分に手取り足取り教えてくれた経営コンサルの師匠には本当に頭が上がらない。


▷使わないと本当の知識が得られないのがお金

お金を講義で学びつつ自分でも本などで学んでいたが頭でっかちになっている感が否めなかった。

知識はあるけれど浅くて深くない知識感。スポーツもそうだが結局学んだことを実践して初めて身につく。

そう気づき、まずは自社株から買い、次に株式や投資信託を少額から始める。

結果思っていた通りで、本では書いていな色々なことが学べた。

そして何より私がしたかったのが不動産投資。

ここは高額で株式よりもハードルが高いためやると決めてから買うまでに1年以上時間がかかったがなんとか26歳でスタートできた。

ちなみに不動産投資もやり方が分かっているようで分かっておらず、最初のころは自分で週末朝から晩まで不動産屋を回って探していた。

無下に扱われたりして辛かったけれど、それも今となってはいい経験。

▷お金を学ぶことが仕事に良い影響を及ぼす


実は入社1年目の時、自分の会社の売上・営業利益・株価を一切言えませんでした。

今となってはスゴイ恥ずかしい話で、お金の勉強をする前は知らないことを恥ずかしいとも思わない状態だった。

ここを恥ずかしいと思えることができるようになったのはとても大きくて、当時営業だったのですが社外の人と売上の話をするときに答えられるのと答えられないので全然違う。答えられないと信用度が失われる。

だから、自社や競合、そして取引先の企業の売上・営業利益・株価は全て頭に入れていた。結果、初めて会う取引先からは「若いのにやるね!」なんて言われるようになって、オススメのビジネス書を教えてもらったり色々可愛がってもらったりした。

そして今日に至るまでマーケティングの仕事をするなかで、メーカーのマーケは担当するブランドのP/L管理などをする必要があることがあるのだが、若いうちからある程度知識を蓄えられたおかげでP/Lの計画を立てたり管理することは好きでやっていけた。

一時期関連会社の経営管理的なことも急にやることになったがここも楽しくできた。

なのでお金の話は仕事にも直結するので本当にやっていて損はない。

▷そしてFintechに飛び込んだ


10年ずっとメーカーでマーケティングをやってきていくなかで、好きなお金に携わってマーケティングしたいなという欲が生まれてきた。

というのも、”お金を使う”という視点で見たときに、多くは『お金を使うことは悪いこと。浪費』みたいに思って節約してしまったりする。節約は悪いことではないけれど、必要な時に必要な分だけお金を使うことは大事なのではないか。使った後に後悔しない楽しい体験を得られたらお金を使うことの概念は変わるのではないか。つまりはお金の新しい文化を創れるのではないか。

メーカーのマーケティングで機能的価値(○○ができないを解消する)や情緒的価値(○○な気持ちになる)の提供をしてきたが、次は一歩上の概念の何か新し社会的価値を創りたいなと思っていたこともあり、Fintechでマーケティングができる企業を探し、結果嬉しいことにご縁を頂いた。


▷最後に。友人や同僚と楽しく話が出来たらもっと日本の経済はよくなるはず


私は友人や同僚とお金の話をするのが好きです。でも、それができる人は数人。

お金の考え方は人の価値観で、周りと話すことでいろんな価値観に触れ合える。それだけでなく、いろんな学びもある。その学びで今よりも楽しく賢いお金の使い方ができるようになる。

人がお金を使うということは日本でお金が流通すること。つまりは経済の循環がよくなること。人の体で言うと血の巡りが良くなるイメージ。血の巡りが良くなると代謝が良くなって体にとっていい効果が生まれる。

なので、周りとお金のことを楽しく話せるようになったら日本の経済がもっとよくなると私は信じている。

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