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#52 NZWH⑮~黒の場合~

こんにちは、黒です。ニュージーランドにワーホリに来ている人にインタビューをして、簡単なその人の背景を知るという企画です。ワーホリに来ている人は様々な事情を持っています

1人1人考え方が違うので、何かの参考になればと思い、この企画を立ち上げてみました。今回は最終回となります。最初にメッセージを付けたので、もしもワーホリに迷っている人がいたら見て頂けると嬉しいです。

NZWH:ニュージーランドワーキングホリデーです!



ワーホリに迷っている人へ

結論としては、迷っているなら行った方が良いです。若ければ若いほど記憶には鮮明に残るし、行かなかったことを後悔するくらいなら行った方が良いです。

英語ができない→黒でも何とかなったので、できないのならできないなりに仕事でぶっつけ本番すれば慣れていきます。黒の場合、分からなかった時は8歳以上差がある年下の子に聞いたりしていました。

英語の出来はワーホリに関係ないです。できなくてもジャパレスで働けるし、最悪、今の時代の文明を使えば、スマホが翻訳してくれます。

謙虚な気持ちで学ぶ姿勢があれば、仕事で使う英語は慣れてきて自然と出てきます!黒もびっくりですが、何度も繰り返し同じ言葉を使っているとパッと出てくるようになりました。

年齢がギリギリ→これまでインタビューを受けてくれた方々の年齢をみても、ギリホリなんてたくさんいます。年齢は関係ないです。

30歳を超えて、永住権を目指している人も多く見かけました。ワーホリビザを使えず、奮闘している人がほとんどで、後悔している人もいます。海外に興味があれば早いうちにワーホリビザを使うことをおススメします。

お金がない→1年あればアルバイトでもワーホリに行けるくらいの金額は貯まると思います。また、ローンを組んでこちらに来ている人もちらほら見かけます。あるに越したことはないですが。

ワーホリに行くって決めて、自分なりに調べて、殆どの場合、1人で飛行機に乗って海外に来られているだけで凄いです。それで住む場所探して仕事もこなして生活できている人はもっと凄いです

学生、社会人問わず、今の安定な状態を手放して海外に来る決断をしている人がほとんどですし、もしかすると日本が嫌で逃げてきた人もいるかもしれません。それらの決断をして実際の行動に移せている時点で凄いです

悪く見られる→日本を出たことがない人の中でワーホリを遊んできただけという人が一部いるらしいです。その人にはこう言いたいです。
独りで貴方がやってみろ、絶対できないから

ワーホリに行くまでの決断、葛藤などがあって、色々乗り越えてきた上で遊べるのだからそれは当然の権利です。お金とか生活とか全部考えて悩んで決断した想いを馬鹿にするなと言いたい。

言葉遣いが荒くなってしまいましたが、ワーホリを経験した人は強くなります生活力もつくし、人間力も上がっていると思うので日本に帰国した後も大丈夫一生の思い出になるし、これからも頑張れると思います。

だから、帰った後のことで迷っている人がいるなら、それはどうにかなります。今よりも見解が広がっていると思うし、文化や言語が違う国で生活をしていたことは、帰った後の自信に繋がると思います。

それにいつ死ぬのか分からないなら、死ぬ前に後悔しないように経験した方が良いと思います。日本は年々出国者に対して厳しくなっているので法律や自由が制限される前に貴方が来られることを黒は祈っています。


総括

これまで出会った方は、本当に色々な背景を持っていました。姉妹、恋人同士でワーホリに来た方、日本での生活が嫌になってきた方、海外に住む目的でワーホリから永住権に繋げようとしている方、英語を学ぶために来た方、自然が好きで来た方、海外で暮らしてみたいと思って来た方、本当に様々です。

僕も決してポジティブな理由だけではありません。逃げの部分も少しありました。それでも感じたのがこちらで会った人は笑顔が多かったです。自分をしっかり表現できている人がたくさんいました。

そして、真面目で優しい人が日本の社会に病んでしまってワーホリを使って来たって方もたくさんいました。そのほとんどが自分よりも若い子で、もう少し日本の社会の構造が変わってくれたらと切望しました

そして大きな理由なくして来ている人もたくさんいました。海外で暮らしたい、のんびり過ごしたいなど英語が出来なくてもこちらで暮らしている人もいます。

日本人は理由や意味を求める人が多いです。ワーホリに行くのであればこれは身につけて帰ってくるべき、何かを吸収してこないと意味がない、などです。

個人的には権利を得てワーホリをしているので理由など求める必要はないと思います。理由や意味などより、その時に経験したことや感じたことの方が人生において大事になると思ってます。


インタビューに答えて下さった14名の方、本当にありがとうございました。大学生から社会人まで、自分にはない考え方や人生観は本当に参考になりました。

願わくば皆さんのワーホリが人生の良い思い出になることを望みます


※ここからインタビュー

友達が格好良く撮ってくれました。黒です。


年齢

29の年です。

前職は?

薬剤師です。

日本での手続きで居住者or非居住者どちらで来ましたか?

非居住者です。税金を払いたくないので抜いてきました。

持っている日本、NZの銀行口座

日本:みずほ銀行、りそな銀行
※本当はネット銀行を残しておきたかったが規定に従って解約しました。ただし、住民票を抜いた方で、証券やネット銀行を残してきた人もお会いしたのでので今のところはグレーですが大丈夫だと思われます。
NZ:kiwibank、BNZ→バッパーの住所証明でも口座を作ることができたから。

なぜNZのワーホリに?

英語圏で暮らしてみたいと思いました。自分が決断した頃、オーストラリアは人気になりすぎていて、カナダは寒そう、イギリスは抽選と手続きが面倒だったので消去法ではありました。

他の国と比べて、ビザの申請にお金がかからないことも良かったです。後は、海外で暮らすことが夢だったからです。また、NZに来た人の多くは帰りたくないという話も聞いていたので興味がありました。

実際にNZはどうですか?

幸運なことに、僕が出会った人はほとんど優しい方ばかりで、色々な人に助けられてここまで来られました。湿気もあまりなく、寒すぎることもないので生活もしやすいです。

ライフワークバランスが本当に整っていて、自分の時間がしっかり取れます。ただ、交通網が発達していないので車がないと少し不便な気がします。自然が好きな人にはたまらない国だと思います。

ただし、物価は高いですし、あまり知られていないですが銃社会です。常識外れの日本人も何人かいます。どこの国でも共通ですが、自分の身は自分でしっかり守って下さい。

NZの良い所

手続きが簡単な場合が多いです。食べ物は健康的なものが多いです。自然が広大で珈琲が美味しいです。ライフワークバランスが本当に最高で仕事にストレスがないです。

NZ来る前の貯金額ざっくり

3年間NZで働かなくても何とか生きていけるくらいの額です。

NZで苦労したこと

英語です。語学学校に通わなかったので、リスニングとスピーキングは最初に苦労しました。ですが、周りの子に教えてもらったりしたおかげで、仕事ではほとんど支障が出ないくらいにまでは慣れた気がします。

ワーホリ後の予定は?

日本に帰ってまた薬剤師やろうかなとは思っています。

日本について思うこと

ご飯が本当に美味しい国なんだなと改めて感謝しかないです。そして本当に便利な国だと思います。ただ、質が高いのに、安さを求める文化は変えた方が良いと思います。努力した人にはしっかりと給与をあげられるような仕組みにして欲しいです。

彼氏・彼女はいますか?(Ex.日本人、こちらで付き合った人etc…)

いないです。

日本から持ってくれば良かったもの

咳止めと日本の食べ物もっと持ってくればよかったです(笑)。日本から持ってきた無印良品のレトルトをこっちで食べた時は感動しました。

自分の来る前と今の英語レベルは?

来る前よりかは上がっている気がします。仕事で使う英語の聞き取りと会話はだいぶできるようになりました。

将来、海外に移住したいですか?

日本が何だかんだ好きなので、移住はしないと思います。それにありがたいことに、自分を待ってくれている友達がいるので、やっぱり日本に帰って生活することになるのだと思います。

NZのワーホリに来る人に向けて

英語は学生、社会人に限らず時間が無くてあまり予習できない人もいるかと思います。僕もその一人ですが、それなら現地で吸収する方が手っ取り早いのでとりあえず来てみることをおススメします。

稼ぎたい人は、英語が出来るのであれば大手のホテルや高級レストランでのウェイターが賄いも付いてチップも貰えるので一番稼げるかと思います。英語が出来ない方はシーズナルワーク(フルーツピッキング)が重労働ですが稼げます。

今思えばですが、日本でのカフェ、寿司屋でのバイトの経歴はかなりこちらで役立ちます。そこからワークビザに繋げるケースも多いです。黒は海外で働くなんて考えがありませんでした。

高校生や大学生のうちに上記のようなバイトも経験しておけばよかったと今になって思いました。もしも海外に興味がある人は上記のような海外に繋がるバイトを日本で経験しておくと仕事で有利です。

お金やNZの情報はしっかり準備して来てください。ワーホリ仲間ができると心強いです。薬は大事なのでしっかり持ってくること。軟膏、貼付剤、総合感冒薬、咳止めは市販で良いものがあまりないです(薬剤師視点)。

最後:どう生きて、どう死にたいですか?

後悔しないように行動して、綺麗に死にたい。

まとめ

今回は最後だったので自分に照らし合わせてやってみました。色々な人がこのフォーマットの質問に快く答えてくれました。NZで出会った日本人の方は幸運なことに皆優しい人ばかりでした。改めて感謝を申し上げます。

お金を稼ぎに行く人、語学を学びに行く人、世界を知りに行く人、色々な人が安心して損をしないワーホリに行けるようにこれからも記事を更新していけたらと思います。


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