とみちゃんの孫

92歳で亡くなる直前までクリエイティブだった「とみちゃん」を偲んでnoteをはじめまし…

とみちゃんの孫

92歳で亡くなる直前までクリエイティブだった「とみちゃん」を偲んでnoteをはじめました。【とみちゃんの娘(74歳)】とわたくし【とみちゃんの孫(49歳)】が綴ります。現在私立高校講師/英会話講師、子ども英会話教室運営、予備校講師経験あり/教育ママ/ホストマザー

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フォロワー三万人達成までの道のり

日本語教師でない私が、日本語を教えるアカウントでフォロワー3.6万人達成したのは、我ながらなかなかの偉業であると思います。お読み頂く前に、私は「日本語教師の資格なし、お色気なし、コントなし」のアラフィフであるというとことを強調しておきます。 アルゴリズムを検索リール活用 どんな有益なコンテンツであっても、人の目に触れられなければ意味がありません。(これはあくまでもフォロワーを増やしたいという目的の場合です。本質的には間違っていると思いますが、後述します。)ネットで【フォロ

    • 学生同士の同棲って…

      大学生になって親元を離れた長男くん。「週に一回のカメラ電話が途絶えたら、仕送り止めるから。」と脅しをかけて送り出してからもうすぐ二年が経ちます。学校と部活とバイトに明け暮れていた長男くんから、「彼女ができた」と報告されたのは今年の夏休み前のこと。中学から男子校で受験勉強していた彼にとっての初彼女、私も嬉しくて、「ふられんよう、大事にしーやー。」なんて言っておりましたが…。 昨夜の電話でのことです。先輩だかなんだかの話しで、同棲の話題がでてきました。「あんた、言うとくけど同棲

        • ネイティブキャンプ3ヶ月

          とみちゃんの孫は、コロナ禍で暇をもてあまし、副業でとある会社のオンライン英会話講師を始めましたが、いろいろ思うところがあり、ちょっと現在はお休み中。 今年の7月末に、今度は生徒としてオンライン英会話を始めることを決意。無料体験はとりあえず四社ほど。その中で、自分の性格と生活スタイルに合うものとして選んだのがネイティブキャンプ。自分磨き、と思い切ってちょっとお高いネイティブプランにしました。 レッスンプランについて 「予約レッスン」と「今すぐレッスン」がありますが、予約レ

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          ホストマザー失格

          私は、東京でホストファミリーをしている。国際交流といえば聞こえがいいが、子どもたちに英語を話す環境を作りたかった、というのが本音だ。だから、受け入れるのは、いつも日本語初級者ばかり。 留学生のプランは様々だが、とりあえず朝ごはんは必ず含まれる。「シリアルだけでいい」という少食女子もいれば、「朝からがっつり」の男子高校生もいた。息子のお弁当と同じものを朝食に出すこともあれば、前の晩の残り物アレンジを出すことも。でもなんだかんだ言って、一番喜ばれるのはサンドイッチかも。 今ま

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          【年配者編】おもてなし東京&鎌倉観光

          75才の父、72才の母、65才叔母が二泊三日で上京 by Shinkansen. 無理なく楽しんで頂けるよう準備をしたつもりでしたが、良かったところ、反省すべきところを記しておきます。 一日目 ①東京駅 まずは荷物を預ける必要があります。前もってネットで「手荷物預かり所」に予約しておきましょう。「平日だから大丈夫」なんて甘い!私は気づいたのが二日前だったので、東京駅構内は三ヶ所とも予約がいっぱいで、カラオケ店に預けることに。ビッグエコーで荷物を預かっていただけるとは思いもよ

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          アラフィフのインスタグラマーの挑戦

           当時、高校生と中学生の息子たちは、とにかくYouTubeの信者であった。お笑いも音楽も勉強も全てYouTubeの中にあった。そこで、わたしはYouTuberになろうと考えた。長男に相談したら、猛反対されてしまった。というか、「お願いだからやめてくれ。」と懇願され、「だったら、ほら、インスタやりな。これ楽しめると思うよ。」と気を逸らせたい一心で必死にすすめてきた。(こんな写真載せて、何がおもしろいんだか。)とみくびっていたが、瞬く間にどハマりしてしまった。  わたしは得意の

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          一枚の表彰状

           昭和40年のことです。とみちゃんは、兵庫県の農協作文コンクールで知事賞を頂きました。これは、とみちゃんにとってこの上ない自慢の出来事となりました。当時の金井元彦兵庫県知事から表彰状を頂いたあと、壇上で受賞作品を読んだそうです。親戚が集うたびに、「あの時は目の前が真っ白になって、体が震えてなぁ。」と得意げに話していたとみちゃん。身内だからかわいいものの、他人だったらこれほど面倒くさいおばあさんはいないでしょう。  残念ながらその作品はもう行方知れずですが、とみちゃんは表彰状を

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          元祖こじらせ女子

           とみちゃんの旦那様から聞いたはなし。二人は典型的なお見合いで知り合いました。旦那様はとみちゃんに一目惚れ、とみちゃんのほうは恥ずかしくて、ろくに顔も見れなかったとか。昭和20年ごろだから、そんなものなのでしょう。それでも何度か会って二人はめでたく結婚しました。  ある晩、二人は布団の中で初恋の話をしました。旦那様の初恋は淡く片想いで終わったそうですが、その話を聞いたとみちゃんは、ショックで床につき、文字通り三日三晩泣きとおしたそうです。(ごめんなさい、ほんと私には意味わか

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          遠視メガネっ子×2

           スーパーだったり、電車だったり、とにかく遠視メガネの幼い子を見ると、思いっきり感傷的になってしまう。  長男の弱視&遠視がわかったのは、3歳児健診のとき。前日の家庭でのテストで「ちゃんと見たらわかるでしょ!」怒鳴ったことは今でも後悔している。1歳の次男の弱視&遠視が疑われたのは、同日。ついでにちょっと診てもらったら、幼すぎるからまだわからないけど、可能性が高いと言われどんより帰宅。病院の予約をとったが、その診察日まで暇さえあれば「弱視」を検索しては涙していた。  診察当

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          円形脱毛症からの。

            今年の四月、「母の日のプレゼントに、むかし母が書いていた詩やエッセイなどを掲載しよう!そしてだれかに、あわよくばたくさんの人に読んで頂けたら、母も喜ぶのではないか。」というわけで、noteを始めました。   だれも周りにnoteを使っている人がいなかったので、わけもわからず始めましたが、とりあえず母の日に、いくつか作品を掲載したことを報告することができました。   私の母は数年前に母親(アイコンのとみちゃん)を亡くし、そして一年前に弟を亡くしました。どうも最近感情が抑

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          化粧しない日

           亡き祖母とみちゃんは、90才を過ぎても化粧をしていた。なかなか女子力は高いといえよう。驚いたのは、外出を一切しない日も化粧をしているということを知った時。  とみちゃんに、なぜ毎日化粧をするのか聞いてみた。「シミが気になるから…」という答えにひっくり返った。いや、そりゃ畑仕事何十年もしてきたら、シミも人一倍あるやろけど、「おばあちゃんなんだから、化粧してもしなくてもだれも気付かないよ?」「少なくとも家にいる日はしなくてもいいのでは?」「そもそも隠れないほどシミは濃いよ?」

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          一人暮らし長男の手料理

          長男が大学生一人暮らしを始めて一ヶ月余り。なんでも作れるようになったようです。「おいしそうでしょ〜」とたまに写真をおくってきたり、こちらから「今日は何食べてんの?」とカメラつないでみたり。 わたくし、28才で結婚するまで、家事を全くせずにきました。全く。結納が終わって、人生で初めて米を炊いたり、お味噌汁を作ったりした次第で。しかし間に合いませんでした。結婚後は母が宅急便で手料理を送ってきてくれていました。エビフライやトンカツは衣をつけて、一つずつラップをして冷凍して送ってき

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          母の日のプレゼント決定

          母の日に noteに綴る 思い出は 喜怒哀楽の 愛しき日々 毎年、母の日のプレゼントに悩みます。かれこれ40年以上、趣向を凝らしてきたつもりですが、今年は格別。note に母が書き綴っていた詩やエッセイを掲載することにしました。どれかひとつでも読んで頂ければありがたいです。 #今日の短歌 #母の日 #プレゼント #家族 #スキして #日常 #note

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          山本有三「真実一路」

          中学生になったばかりの私に、山本有三の「真実一路」を薦めた母。 もともと読書が嫌いでなかった私は、素直にその本を手に取り読み始めた。 いままで読んでいたコバルト文庫や探偵小説やファンタジーとは全く違う世界に引き込まれて、貪るように読んだことを覚えている。 読みおえた後、母に感謝した。本とはこんなにも面白いものだということを教えてくれた。母がこのような大人びた本を薦めたということで、自分を子ども扱いしていないように思えて、嬉しいような誇らしいような気分になった。 あれから数十

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