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保健室から  vol.49「不織、不触」

2月9日に配信したものです。
最近はスーパーなんかで鼻を出してマスクを着用している方を多く見ます。
鼻から顎までしっかりと覆うように設計されたマスクでも、
無理やり鼻を出していらっしゃる方も。
呼吸しやすいってことはそれだけいろんなものが鼻腔から侵入してくるってことだろうに。

 
 
 
保健室から  vol.49
「不織、不触」
 
聞き飽きた、見飽きた、知っとるわい、などと言われそうですが、
もう一度マスクの必要性と使用上の注意点について。
 
まず、常時マスクをつけねばならないのはなぜか?
ウイルスを体内に取り込まないためです。
ウイルスはヒトの皮膚上から体内に浸透していくわけではありません。
粘膜から侵入する。
粘膜とはどこにある?外部に露出している部分では、口、鼻、目です。
このうちの口と鼻を守るために、我々は常時マスクをつけている。
 
マスクをつけることで、口や鼻を触る回数を減らせます。
我々は日常生活でいろんなモノを触っている。
あなたの指にはウイルスが付着している可能性が高い。非常に高い。
あなたの指が口や鼻に触ろうとするのをマスクがブロックしてくれる。
 
そして、マスクはあなたがウイルスを吸い込むことをブロックしてくれる。
かの有名なスーパーコンピュータ「富岳」のシミュレーションによると、
ウレタンや布のマスクはウイルスの吸い込み率を3~4割ブロックする。
不織布マスクは7割。
また、仮にあなたがウイルスキャリアだとして、
ウレタンは5割、布は6割~7割、不織布は8割、飛沫の吐き出しをカットする。
 
やはり、マスクは不織布をオススメしたい。
着用についてもより効果的な着用をお願いします。
鼻出し、あご出しはダメ。ノーズフィットを使って顔面にピタッと密着させる。
 
さて、目の粘膜からもウイルスは入ってくる。
一番防御性能が高いのは密着型ゴーグルだけど・・・
ぜひ、頻繁な手洗いと手指消毒を。できればときどき顔も洗いたい。
そしてもちろん、目、鼻、口を触らない。
 
いろんなところを触った手で、いろんなところ(どこ?)を触らぬように。
 

 
 
屋外ではノーマスクでよろしい。
運動中は外してもよい。
でも、会話するときは着用してね。
飲食時はマスクを外し、お話しするときにはマスクをつけよう。
 
文部科学省や教育委員会のお知らせだそうです。
 
こんなことをいちいち指示されなくても、
自分で適切な判断ができるようにするのが
教育ってもんじゃないのかな?
 
と、思ったりする。
まあ、教壇に立ってる側のレベルも様々だけどね。

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