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350. やっぱり「サマーウォーズ」は面白い


何年かぶりに見たくなって細田監督作品「サマーウォーズ」をサブスクで見た。

個人的にアニメへの興味を本格的に持ち始めた作品だ。


今から13年程前

アニメにさほど興味がなかったあの頃。
多分映画公開から1年という区切りのところでの金曜ロードショー初放送だったんだと思う。

その放送を何の気なしに観た。

当時衝撃を受けた。
とにかく面白かった。


夏。
大家族。
キャラクターの可愛らしさ、個性の強さ。
ストーリー展開のテンポの良さ。


10回ぐらい繰り返して観ては漫画版もスピンオフ小説も読んだ。
演出・脚本・キャラクターデザイン・音楽・・・等々、制作陣の名前を検索しては過去にどんな作品に携わっている作品を調べまくった。
それがきっかけで作品の分析癖が付いてしまったのだと思う。


そして

現実世界の田舎と仮想空間でのマルチバース
人間とAI

古いもの新しいものが行ったり来たりして融合されていく世界が、電撃が走ったように心地よかった。
そして命を張ったスリル感たっぷりのストーリー展開。
そこにテンポよく乗っかる登場人物たちの力、個性。

本当に面白い。

最後には少し切なさを残しながら流れる山下達郎の「僕らの夏の夢

あれだけトントントンと進んだストーリーにも関わらず最後はゆったりと終わっていく...

自分が大好きな要素盛りだくさんの作品だった。



初めて見た時の興奮よりは少し和らいでしまったが、2023年に観ても本当面白い作品だなと感じた。

改めて夏が好きだなと。
この時期に観るからこそなんだか自分の夏が盛り上がっている気がしてとても心地よかった。

今も昔も変わらないエモい体験。
ゾワっと全身に染み渡っていくような感覚。

この先も忘れないようにしていきたい。






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