見出し画像

中国深圳滞在10日目の雑記

深圳に来て10日が経った。今朝起きた時にものすごい腹痛に襲われ起き上がれず昼間の時間を寝て過ごした。原因は昨日食べた激辛チャーハンであることは間違いない。寝室のクーラーが効きすぎ問題もあるが、それは昨晩だけではないので違うだろう。

今泊まっている「素晴らしい」宿については下で書いた。良い点悪い点ともにあるが、基本的には素晴らしい宿だ。住民同士の交流が好きで、安宿慣れしている人にオススメできる宿であることは間違いない。中国語ができればなお良いが基本的な英語さえできていれば、住む上で不便することはないだろう。

激辛チャーハン」と言ったが、おそらく四川省とか重慶市とか激辛料理ばかり食べている場所の人たちからすると全然辛くないと思う。しかし中本の蒙古タンメンで汗だくになって食べ終わった後、飲むヨーグルトを飲まずにはいられないような僕にとってはあくまで激辛であった。少なくともお腹を翌日に悪くするくらいには。

このチャーハン、半分も食べられずに残してしまった。食べれば食べるほど辛くて、せっかくの幸せなランチタイムが台無しになってしまうのは避けたかった。

ちなみにこのチャーハンは「餓了麼」というアプリで注文した。餓了麼は中国でもっとも利用されている宅配アプリの1つだ。スマホで注文すれば好きなものを好きな場所に届けてくれるので、家から一歩も出ずにご飯を食べられる素敵なサービスだ。マクドナルドや吉野家のようなファストフードから街角の個人経営のご飯屋さんまで種類は豊富で、自分が今食べたいものを好きに注文することができる。引きこもりにはもってこいの最高アプリだ。

決済もWeChat payやAlipayで済ませることができるので支払いもスムーズ。スマホがあればなんでもできるというのは嘘ではないと感じるワンシーン。巷で話題の中国の便利さを痛感している。

今住んでいる宿は駅からも遠く、近くに生鮮食品を買えるコンビニも少ない。「沙県小吃」というチェーンの中華料理ファストフード店があるだけだ。食事にもバリエーションが欲しいので宿のルームメイトと一緒に餓了麼などの宅配アプリでまとめて注文して昼ごはんにしている。注文した商品の代金+配送料がかかるのでまとめて注文する方がお得だからだ。

クレジットカードよりも使いやすく、消費が捗るスマホ決済

中国に来てから一度も現金を使っていない。スマートフォンでサクサクっとお金を支払える。支払っている感覚が薄く、お金を無限に使えるような気さえする。アプリ内課金の垣根もスマホ決済によって低くなっているように感じる。

日本であれば(正式名称は覚えていないが)iTunesカードを買って番号を入力して残高にしたり、クレジットカード支払いしたり、なんだか少し煩わしい(あくまで僕の主観にすぎない)。これまでアプリ内課金をしたことはない。そもそも課金する必要を感じたこともないし、課金するためにクレカ番号を入力するのも億劫だ。

しかし、WeChat payやAlipayのようなスマホ決済サービスは面倒くささがない。2、3回画面をタップして、指紋認証対応スマホであれば指をかざすだけで支払いが完了する。WebサービスにFacebook認証でログインする時のような感覚で、情報を入力する必要もない。極めて垣根が低い。

WeChatで連絡を取り、WeChat payで支払いをし、WeChat内機能で電車のチケットを予約・決済し、宅配アプリでご飯を注文する。百度地図で目的地までの経路を調べ、地下鉄の改札もQRコードで抜けられる(この機能については目下、中国に銀行口座がないと利用できないと認識しており、試したことはない)。

生活に関することはなんでもスマホ1台でできてしまう。財布は持ち歩かない。出かけるときはスマホとパスポートくらいあればいいのだ。なんて素晴らしいんだ。もちろんスマホ決済の安全性についての議論もあるだろうが、一市民として利用する上でそのレイヤーのことを意識することはない。より便利なものを皆使いたいのだ

本noteの最後に近況を記す

今週末までは父親が深圳に来るので彼の仕事を少し見させてもらうことになっている。父親は中国の企業に雇われている身ではあり普段は西安の近くで働いているが今は深圳には出張で来ており、ちょうど僕も深圳にいるのでナイスタイミングだ。会社が僕のアテンドを許可してくれたようで、仕事の様子を軽く見せてもらうことになった。ここら辺のゆるさが中国企業と言ったところか。

深圳には1週間近く滞在して、目下何をすべきか見失ったので今週末には深圳を出て、広東省内の梅州という街に出かけようと思う。台湾留学していた頃に一緒に旅行に行ったり、ご飯を食べに行ったりしてとても仲良くしていた中国人の友達がそこに住んでいる。数人とは1年前に広州に行った時に会ったが他数名とは2年少し会っていない。楽しみだ。

本noteを読了いただきありがとうございます。著者は大学(理系)を卒業して、大学院を蹴って深圳に住み始めるもたった1ヶ月で帰国してきた夢見る世間知らず系プー太郎です。フォロー、サポートいただきましてありがとうございます。