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結核闘病記(というほどのものではないですが)(その2 ケッカク発覚)

 2021年11月に結核と診断される前から、完治するまでの経緯を書き綴る「結核闘病記(というほどのものではないですが)」。結核と診断される約半年前の2021年6月、大腸内視鏡検査で「肉芽腫(にくげしゅ)」が見つかり、1か月後の再検査でも同じ状況であったため「クローン病疑い」と診断されました。ただひどい状況ではないので、経過観察でOK!と言われ、3か月後に再検査をすることになりました。

 その再検査の日、10月28日。大好物の内視鏡麻酔(鎮静剤ですね)を満喫すべく、朝から今年3度目の下剤を一気飲み。病院に着き、お尻に穴の開いた愛用パンツに履き替えて待合室で待機。実は、麻酔が楽しみすぎて、いつもの内視鏡待合室で、生理食塩水しか入っていない点滴をされただけで、ちょっと眠たくなるパブロフ状態になっちゃってます。そんな麻酔の寝入りを満喫し、いつも通り眠っている間に検査終了。麻酔の余韻を楽しみつつその日は帰宅しました。
 そして運命の日となる(大袈裟!)、翌週の11月5日。検査の結果を聞きに病院へ。検査をしてくださった消化器内科の先生と内視鏡の画像を確認。すると、「3か月前に比べると明らかに肉芽腫(炎症)が収まっています」とうれしい報告が。ただ検査の先生と相談したところ、やはり「肉芽腫がある」かつ「腸結核ではなくてその他の病気も考えにくい」ということは「クローン病である」と結論付けざるを得ないとのこと。ただ状況が悪いわけではないので、今すぐ薬物治療を開始してもいいし、もう少し先延ばししてもいい、と言われ、結果、次の健康診断の時まで経過観察することになりました。
 とりあえず一安心、というところなのですが、、、、、しばらく前から続いていた「朝から一日中、何となく“だるい”」というのは未解決のまま。それがずっと気になっていたので、先生に、「これぐらいの症状のクローン病であれば、『朝から一日中、何となく“だるい”』ってなりますか?」と聞いたところ、「あり得ないわけではないが、考えにくい」とのこと。しばしの会話の後、先生から「もし、もう少し調べたいなら、胸のCTを撮ってみますか?」と提案が。何かヒントを得られるのであればと思い、CT撮影に直行しました。
 撮影後、まあ当然何もないんだろうなー、原因は分からないんだろうなー、精神的なものなのかなー、とかいろいろ考えながらボーっとしていたとき、「病室に入ってください」とアナウンスが。病室に入ると、いつも冷静な先生が、CTの画像を見ながら、ちょっとビックリした感じでおっしゃいました。

 「いますぐ隣の呼吸器内科に行って下さい。肺結核の疑いがあります。」

 「えっ?ケッカク?」

 「ケッカクってあの、病室の窓から見える木の最後の一葉が落ちると、自分の命も終わってしまう、、、ってやつ??? はかないやつやー」とかとか、絶賛パニクっていると、先生から、「結核の治療は時間がかかると思いますので、クローン病についてはそれが終わってから考えましょう。とにかくすぐ呼吸器内科に行ってください。」とのお言葉が。
 「ただ、、、」と先生。「すみませんが、私は4月で病院を変わる予定ですので、クローン病の治療はほかの先生に引き継ぐことになります。とにかく今は結核の治療に専念してください。」とのこと。
 この先生、若い女性の先生なのですが、麻酔が好きとか言っている気持ち悪いおっさんの、汚い大腸内視鏡をとても丁寧にしていただき、肉芽腫も発見していただきました。そんな先生がいなくなってしまうとのことで、若干不安を感じながら、とにかくケッカクの説明を聞くべく、呼吸器科へ向かいました。

(その2)おわり

#病気 #アトピー #クローン病 #胃カメラ #大腸カメラ #結核 #鎮静剤 #肉芽腫 #肺結核 #腸結核





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