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相続登記を自分でやってみたというお話。★〈1〉事実関係の説明(イントロダクション)

※これは手引ではなく、あくまで私の実例ですのでご注意ください。

★〈1〉事実関係の説明(イントロダクション)


 4年前、祖母が亡くなりました。

 私も祖母の葬儀に参列しました。
その時は、遺産らしい遺産があるわけでもないし、それべしの処分をしたのだろうと思っていました。

遺言はなかったとのこと。

 祖父は既に死去。法定相続人は私の父と、お姉さんのみ。(私にとってはおばさんにあたる)

 その4年後の今、土地と建物の名義がまだ祖母のもの(つまり、相続未登記)だったと父は気がつきました。

※家は喋りません。


 というのも、父は新しい事業を始めようというので数百万を調達する必要がありました。

 そこで手っ取り早い不動産担保ローンの審査をしたところ、担当者から「この家は、貴方の名義ではない」と言われて愕然。
「ずっと自分の名義だと思っていた」とのこと。



(私はその話を聞いて、自分の住んでいる家の登記簿を見たことがないという事実に驚きました。
昨今、金融リテラシー教育の重要性が叫ばれていますが、「法律リテラシー教育」も必要だと思います。)

 会社自体は設立済なのですが、運転資金を用意しないことにはどうにもならない。

 司法書士の先生にお願いした方がいいだろうということで、周辺の先生にメールしたところ、早くても2ヶ月ほど時間を要すると返事が。
 相続登記義務化の影響で、司法書士界隈は忙しいようなのです。



 私の親いわく「操業が遅れると、新しい取引先様にもご迷惑がかかるので可能な限り早く登記を通したい」とのこと。

 しかし父は仕事があまりに忙しいうえ、そういった事務や法務には自信がない。

 いっぽう私は、YouTubeで吉川先生の「限界ニュータウン探訪記」を観ていたのもあり



 相続登記義務化などのニュースにも多大な関心がありました。
「これは良い経験にもなるかも」ということで、この登記申請を引き受けました。


(続く…)

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