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「酵素」について考える。"ital is vital"

コールドプレスジュースやローフードについて考える時にでてくるキーワード、「酵素」。今のところの自分なりに理解していることを書こうと思います。


屋久島のタンカン

昔は「酵素」の考え方になんとなく難しいなっておもっていました。そもそも酵素ってなんなの?みたいな感じで。でもサンシャインジュースを始めてからの体験と学びで少しずつクリアになってきました。サンシャインジュースを始める前から僕はサラダが大好きで、なんだか体感が良いなーって思ってたんですが、それもやっぱりこの「酵素」について意識を向けてみるとわかりやすく腑におちます。

そもそも酵素とは、体の中で起こっていることに関連したタンパク質のこと。消化や吸収、代謝など生きるために必要なあらゆる活動に使われていて人の体には、およそ5000種類の酵素が存在しているそう。

Google でしらべたら色々な情報がでてきますが、酵素についての考えをすごくわかりやすくしてくれたのが、「サンシャインジュースの本」にも登場する、おなじみ、ジュース・マスターのAris LaTham先生。彼曰く「酵素を英語で言うとEnzymeになるけれどそれを別の言い方をすればVitality(バイタリティ)になる。酵素とはバイタリティのこと。」


“あの人はバイタリティに溢れている”、ということがありますね。ハツラツとしたイメージ。そう、それが酵素に満ち満ちた人のこと。体の中には「酵素バンク」(体内酵素)があって、大きく分ければ代謝酵素と消化酵素にわけることができます。生きる上でのあらゆる活動に酵素が使われてその酵素バンクから酵素がどんどん減っていくのですが、代謝酵素があることで体の自然治癒力や免疫力が高まります。そして人間の活動の中で大きなシェアを占める、「消化」に使われる酵素が消化酵素で、こちらは消化をすることでどんどん減っていきます。酵素が減ると、バイタリティが下がって元気がなくなる、体の自然治癒力や免疫力も下がってしまう。自分の中に限られた量しかない酵素を本当に必要なところにだけ使うようにコントロールする必要があり、そのためには消化酵素(食べ物を消化するために使われる酵素)を無駄遣いせず、全体の酵素バンクの残高を高めて体が必要としている活動に使わせる必要があるわけです。そんな風に体の酵素の使い方をデザインするためにはどうしたら良いのか!色々ありますが、手っ取り早いのは「食」です。

体の酵素バンクを高めておくために、消化酵素を使いすぎずに、さらに体外からも酵素を取り入れるようにする。そのためには何を食べればよいのか!?それはその食物自体に生きた酵素が含まれていて体外から酵素を取り入れることができ、さらに自分たちのもつ消化酵素を使わずに栄養を吸収することができるもの=コールドプレスジュース、ローフード(植物性の生食)です。以前この記事にも書きましたが、ジュースは消化に負荷がかからないので断食にもおすすめです。断食も酵素的な考えでもすごく理にかなっていて、自分たちの消化酵素を無駄遣いせずに限られた量しか体に存在しない酵素を治癒や免疫アップに使ってもらいやすくする行為なのです。

わかりやすく伝えるためのチャート。


こうやって書いてみると、定期的にジュースを飲んで、断食をして、体の調子が良くなる理由がわかりやすくなると思います。そしてタイトルの写真は抜いた大根からどんどんお花が育っていた模様。これをみると植物の中にはすごいvitality(=酵素=生命力)が詰まっているんだな、って実感できますね。そんなエネルギーをジュースでありがたく摂らせてもらい、よりよい活動をしていきたいですね。

ここで僕が思うことですが、何も100%酵素が豊富なジュースやローヴィーガンだけでの暮らしを実践すべき!ということではなく、まずは体の調子が悪いなとか、最近疲れやすいな、とかそういうタイミングで、この「酵素」のコンセプトを思い出して、極力消化に負荷がかからず、さらにその食べ物の中に生きた酵素(=vitality)が豊富に含まれているもの(=生の野菜や果物及びジュース)を積極的にとって固形物を食べる量を減らしてみてください。

今回書いた通りそこにはサイエンスがあり、きちんとした理由もある。だから生きたジュースを飲むと確実に体は反応してくれるし、それを実感できるとより植物たちを身近に感じ、ありがたい存在に感じます。

“Ital is VITAL!” (アイタール イズ ヴァイタル)

Ital(人工的なものがはいっていない自然食品のこと)はVital(バイタリティに溢れている)ですよ。春ですね!

Eat clean, stay juicy!


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