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インプットまとめ[2024年3月]

ようやっと追いつきました。

3月も前半はばたばたしていて、インプットはそれほど多くありませんが、映画をたくさん観られたのが嬉しかった。観たい映画はめちゃくちゃあるのに、いま観たいのがないっていうの、どういう現象なんでしょう。誰か名前を付けて。マイリストだけがどんどん伸びていく。

※以下はネタバレが含まれます。ご注意ください。

映画

「ホット・ファズ 俺たちスーパー・ポリスメン!」

たまたまネットで予告編を見て、おもしろそうだと思っていたら友達から勧められたものだったので見てみた。最高にくだらなくて笑える。ただしちょっとグロ注意。

イギリスに行った後だったので、イギリスがどういう国か、イギリス人がどういう人々か、というのが前より分かっていて、解像度が高くなった状態で観れたのがよかった。

主演・脚本のサイモン・ペッグが、とても真面目そうな顔で全力でコメディをやっているのが笑える。

「ゴースト/ニューヨークの幻」

名作だけれど観ていなかったので、ネトフリでの配信があと少しで終了というのを見て観てみた。結果、観てよかった。やはり名作と言われるだけのことはある。

もっと甘々のメロドラマみたいな内容だと思っていたら、サスペンス要素のあるドタバタコメディみたいな感じで、けっこう終始笑っていた。たぶん感動的だと思われるシーンも笑ってしまったのは申し訳ない。

霊媒師のオダ・メイがすごくいい味を出していた。ほんとうの主役は彼女なんじゃないだろうか。銀行のシーンが特に好き。

悪役のカールは、あまりにもすべてが顔に出すぎていて、絶対に悪いことできないタイプのひとなのにどうしてこんな悪事に手を染めてしまったんだろうと可哀そうになった。最後に向かってどんどん凶悪な人相になっていくのがすごい。

「華麗なるギャツビー」

公開当時に映画館で観て、ずっと好きな映画。夫に見せたかった。

初めて観たときはレオ様の美しさに圧倒されて、他の部分が全然目に入っていなかったなというのが改めて観て分かった。音楽も映像もすごく美しい。そしてこの物語に強烈に惹かれたのは、前半の享楽的な盛り上がりと、後半の破滅へと向かう急降下のギャップにぐっときたからだということを自覚した。やっぱり生来そういう傾向があるみたい。

レオ様はあまりにもお顔が美しいので、顔以外のところも見てほしくて色々な役に挑戦しているのだろうと思っていたけれど、文句なしに演技もすばらしい。あと声がとても魅力的。やっぱり好きだ。

「ノルウェイの森」

ずっと観たかったのでやっと観れた。正直期待したほどは好きになれなかったけれど、観られただけで満足。

原作がわりと長めの作品なので、そうなってしまうのは仕方ないとは思うが、映像化したいシーンを切り貼りしたという印象を受けてしまった。

直子はわたしにとってはちょっとイメージと違っていたけれど、頭がおかしくなってしまったひとの演技がものすごくリアルで、圧倒された。(夫には頭がおかしかったときのわたしにすごく似ていると言われた。失礼な)

水原希子が好きなのと、原作で一番好きなキャラクターがみどりちゃんだったので、観る前はみどりちゃんにかなり期待していた。そのせいで、最初はちょっとあれ?と思ったが、映画の中でもだんだん演技がうまくなっているのが分かって、若いってすごいなと思った。

原作を読み返したくなった。

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」

これも公開当時に映画館で観た。と言ってももうけっこう昔のことなので、細かいところはあまり覚えていなかった。

しかし突っ込みどころしかない映画で、個人的にはシリーズでは一番微妙な出来の作品だと思うが、それでも展開が早いので、見飽きることはないのがすごい。

オマージュの意味はあるとは思うけれど、製作陣の中に、子どもをひどい目に合わせるのが大好きなひとがいるとしか思えない。

ドラマ

「三体」

結局原作を読む前に観てしまった。文句なしにとてもおもしろかった。ネトフリオリジナルドラマはお金を掛けられるのがウリだと思うので、このスペクタクルを表現できるネトフリでドラマ化してくれてありがたい。

これも舞台がイギリスなので、イギリスに行っておいてよかったなあと思った。特に第一話のオックスフォードのシーンは、「ここ行った!」と大興奮してしまった。

個人的にお気に入りのキャラクターはタチアナ。俳優さんの演技がとても良くて、演技が良すぎて出番が増えたというのも納得。

それと、葉博士役の俳優さんが、若いころと現在で違う方が演じているのに、人格が地続きだという感じが強くあって、すごいなと思った。若いころの葉博士の俳優さんが特に好き。

早くシーズン2が観たい。その前に原作を読もう。

くどうれいん『うたうおばけ』講談社

日本に帰ったときに買ってきた。そんなに長いエッセイ集ではないけれど、読み終えてしまうのがもったいなくてゆっくり読んだ。

ひとつひとつのエッセイがとても良くて、日常のなんでもないことを、こうやって美しく受け取ることができて、書き残せる才能があったら、他には何もいらないだろうと思った。それくらい稀有なものだと思う。

自分の中でも、きらきらと光っている思い出はたしかにあって、そういうものたちをきちんと書き残しておきたくなって、読んでいて創作意欲が湧いた。こういう気持ちは久しぶりに感じたので嬉しい。

安達茉莉子『私の生活改善運動』三輪舎

紫乃に勧められて買った。

ひとり暮らしの気楽さは、もうすでに結婚しているわたしには得られないものだけれど、生活において心地いいことを追求するというのは、いまからでもすぐに始められるだろう。

今年の目標の「生活の練習をする」の参考になる、いい本だった。
たまに聴いているおみゆさんのPodcast「好き蒐集倶楽部」で安達茉莉子さんがゲストの回があるのでそちらも聴いてみたい。



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