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時間内に読み切るコツは?

さて、みなさん。今日はどんな一日中でしたか?

キョウコ先生は近隣のスーパーにいなり寿司とコールスローサラダを買いに行きました。今、いなり寿司にコールスローサラダをのせて食べるのにハマっていて、今日がそのタイミングでした(笑)。

まあ、そんなことはさておき、教養を身につけるということと受験勉強としての国語の学習について今日もお話ししていきましょう。

その前に昨日の記事をまだ読んでいないかたは

こちらをお読みください。こちらでは単語の理解についてお話ししています。
単語はまずは辞書的な意味の理解がありますよね。まずはそれが大事です。わからない単語の意味を調べたり、語彙の問題集を買って覚えるというのもいいと思います。

その後受験生が直面するのは「単語の辞書的な意味を知っていても、なんかよくわからないぞ」という問題です。


ここでちょっと昔の生徒さんの思い出話を聞いてください。
その時はまだ大手塾『N』に所属していました。授業が終わってから生徒が質問に来ました。生徒は模試の問題をテーブルに広げ、問題が全然解けなかった、これを解けるようになりたい、コツを教えてくださいということを私に訴えました。

生徒は、いつもより自分らしくない成績を取って顔面蒼白、とてもアドバイスを聞いてそれを実行できるという状態ではありませんでした。

文章はアメリカで起きた人種差別についての事件の具体例をもとに書かれた論説文でした。これは昨日話したように、一つの単語やフレーズの中に大量のデータが詰まっていて、それを理解できないと読んでもなにを言っているのかわからないタイプの文章です。

そこで私は、その具体例となっている事件の内容を調べること、また、理解に必要な単語を指して「これをお家で大人の人と一緒に調べてご覧なさい、その上でもう一度この文章を読んで解いて持っていらっしゃい」と帰宅させました。

次の週、大量の紙束を抱えてその子が再びやってきました。
先週の顔面蒼白の状態とは打って変わって、私に話しかける声も軽やか、顔も明るく、こんなふうに言いました。
「先生、もう問題も解けました。パパがインターネットで調べてこの紙を作ってくれたんです。それで説明してくれて・・・。それから問題を解いたらできました」
一応問題も解けているかみてみたら、先週はキーワードも入っていなかった解答用紙に、細かく重要なことが書かれていて、もちろん表記も⭕️。

もう、質問することもないけれど、お父さんが調べた紙を見せたかったのでしょう。二人で学んだことが早速生かされて、テスト直しもバッチリ。そんな誇らしい一週間だったようです。

昨日のブログでも話しましたが、このような作業は高速でものを読み理解する一助となります。

速読とは言わないまでも、テストの時間内で文章を読み終わらない人にとっては気になる内容ではないでしょうか?

ここはいわゆる学力や偏差値の高低を分ける大きなポイントです。今日はそれについてお話しします。

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