ジュッケン

大分県佐伯市生まれ。デザイナー。 岩石生活にあこがれるものの、ままならず。せめてポケッ…

ジュッケン

大分県佐伯市生まれ。デザイナー。 岩石生活にあこがれるものの、ままならず。せめてポケットに石ころぐらいは。 息子とともにロックを聞いたり、映画を観たり。 そんな日々に思うことを書いています。

最近の記事

BLOW THE NIGHT!

浅き夢見しストリート・スライダーズ 「40th ANNIVERSARY Hello!」に思うこと。 1983年(はるか昔だ)。 大分のライブハウスにストリート・スライダーズがやって来るという情報をどこかで聞きつけ、彼らの発売されたばかりのファースト・アルバムにイカれていた大学浪人の僕は受験勉強そっちのけ(て、元々やってないのだが)で観に行った。 ●   ●   ● 同行したのは高校3年の時に一緒にパンクバンドを結成し、自主映画を作り、高校の卒業式直後にそのライブと上映会

    • 25年目の「BABY BLUE」〜フィッシュマンズが聞こえる

      僕が彼女と出会ったのは印刷組合が主催したデザイン・ワークショップだった。デザイン関連の会社から10人ほどの受講者が方南町にあった組合のビルに集まり、1日3時限3日連続の講義を受けたのだ。初日の1限目に「色の配色」という講義が行われ(「色」の「配色」って?)、RGBやCMYKなど基本的な事柄から講義が始まった。昼休みは、昼ごはんを食べに出かける人や、教室で弁当を食べる人などそれぞれだ。僕は持参していた弁当を食べ、歯磨きをして、散歩に出かけた。11月下旬の秋日和で陽射しが気持ちよ

      • 2023年の正月映画「トップガン・マーヴェリック」そして「カサンドラ・クロス」

        穏やかな陽気で迎えた2023年元旦。 僕が中学生の頃、お正月の楽しみといえば、親戚から集めたお年玉で故郷の佐伯市内に一軒だけあった小さな模型屋(8畳ぐらいの狭い店内にたくさんのプラモデルの箱が積んであった)でタミヤのプラモデルを買うことと、寿屋というデパートを中心とした繁華街「大手町」の外れにあった映画館「サンケイ」や「東映劇場」に正月映画を観に行くことであった。1960年代の映画全盛期に比べて映画館の数も観客数もコンパクトになったものの、家族や友人、恋人などと一緒に映画を