見出し画像

和歌山一人小旅行

先月の27〜30日までの4日間和歌山に行かせてもらってました。

高校生を対象としたeスポーツイベントのMCをさせてもらってました、お仕事ありがてぇ。

MC 藤本聖

参加者の高校生みんな気さくで同じテーブルでご飯食べたり、ゲームの話とか沢山できたのもいい思い出です。

昼食の時に同席になった高校生と【女性のおっぱいとお尻はどっちが魅力的か?】という思春期全開ディベートが突如勃発し、同席の3人は全員おっぱい派だったのだが生粋のお尻派であるこの私がお尻の良さを熱弁すると3人とも「おぉ〜」とうなりだし、そこから俺はなぜかその3人から「先生」と呼ばれだした。

そんなこんなでイベント初日を終え、次の日だけ和歌山で1日オフのスケジュールとなってました。

宿泊先の旅館にPS5でもあるのなら部屋から出ずお得意の引きこもりムーブをかます事も出来たのでしょうが、生憎そんなハイテク機器はなさそう。

仕方ない、普段引きこもりな分明日は思い切り和歌山観光して俺の中に眠るアウトドア精神を存分に解放させてやることにしよう。

そう思い立ち和歌山の観光地をネットで色々と検索…

そして行き先は「友ヶ島」に決めた。

ネットで拾った「友ヶ島」の画像
旧日本軍の要塞として使われていた島らしい


何を隠そうこの俺は廃墟フェチで、ノルタルジックな建造物だいすき。

そこに人がいたという形跡が性癖に刺さりまくる体質なのです。

ということで明日の行き先を決めて就寝。



ーーー次の日


朝5時起床。

ちゃんとワクワクして早起きしてしまうのかよ。

小学生が遠足の日にやたらと早く起きて両親を無理やり起こしてしまうあれじゃないか。

とはいえ目が覚めてしまったものは仕方ない、身支度を調え朝食を済まし最寄り駅から目的地の「友ヶ島」をめざす。

雲ひとつない最高の天気
いい旅になりそうな予感がひしひし

「友ヶ島」は島なので、最寄りの港からフェリーでしか入島出来ない仕組みになっている、まずはフェリー乗り場のある港町「加太(かだ)」を目指す。

加太行きの電車「めでたいでんしゃ」
おかわわわわわ
手すりもおさかな
おかわわわわわ

どうやら加太行きは「めでたいでんしゃ」になっているらしく、こいつはなんとも縁起がいい電車だ。

天気も良好なうえに、めでたいでんしゃにまで乗れるなんて全てが俺の旅の味方をしてくれているに違いない。

電車を乗り継いで1時間、ようやく「加太駅」に到着。


心が弾む…

この改札を抜けるとそこにはどんな景色が待っているのだろうか?

そんな俺の目に真っ先に飛び込んできたものは、






……………は?





…。



いやいやいやいやいやいやいや。


FU


ZA


KE


N


NA


嘘だって言ってくれよ神様、現地に来るまでそんなのどこにも書いてなかったじゃん。

周りを見渡すと同じリアクションの観光客っぽい方がいたので、どうやら同じ悲劇のキャストは自分だけではなかった模様。

とはいえ出鼻をくじかれるとは正にこの事。

【出鼻をくじかれる】
(例)「友ヶ島へ入島しようと港へ向かったらフェリー全便が欠航していて出鼻をくじかれたーーー」

と今後の辞書の例文に使ってほしいほど見事に出鼻をくじかれた。

聞くと先日の台風で船着場の桟橋が崩れてしまい、8月15日からしばらく入島が出来なくなってしまっているらしい。

とはいえもう少しネットとかにも大々的に書いといてくれよ…

いきなり目的を見失った俺は炎天下の中しばし立ち尽くしたが、旅にハプニングはつきものだ。

不運(ハードラック)と踊(ダンス)ってこそ一流の旅人。

いいだろう、「友ヶ島」入島は叶わなかったが、せっかく足を運んだこの港町「加太」を全力で観光してやる事にした。

実はこの「加太」という町、アニメ「サマータイムレンダ」のモデルにもなった町らしい。

つまり魅力溢れる町には違いない。

というわけで「加太」の探索を開始することに…

高台から見下ろした町の雰囲気
ザ・港町

港町感漂う雰囲気のいい土地だ。

だが、

それにしても、

暑い…暑すぎる。

まずはどこかで涼みたい…

張り切って早起きしてしまったせいで時刻はまだ朝の9:30、こんな早朝から開いてるお店など果たしてあるのだろうか…


…あった(感涙)

海産物やカフェメニューが豊富なお店「先田商店(さきたしょうてん)」

「先田商店」と書いて俺はオアシスと読んだ。

渇き切った身体を一刻でも早く潤したいと「かき氷のイチゴミルク味(350円)」を注文、何気にこの夏はじめてのかき氷だ。

なんともノスタルジーなかき氷機

これぞかき氷機な見た目の機械で削られた氷は吹けば飛んでしまいそうなくらいにきめが細かくとても美しかった、女性であれば間違いなく抱きしめていただろう。

席に運ばれてきたかき氷を待ちきれんとばかりに口に入れる。

とても350円とは思えぬクオリティ、乾き切った身体中に氷とシロップと練乳の甘みが染み渡る、美味しすぎた。

一瞬でかき氷を食べ終わったのでメニューにあった「自家製ところてん」も気になり追加注文。

自家製ところてん(400円)

…こいつもうまい。

まさにシンプル喉越し一本勝負だ。

言わせてくれ、

こういうのでいいんだよ。

ところてんも食べ終わり涼んでいると店員のおばちゃんが話かけてくれて、加太の観光スポットを色々教えてくれました。

知らない土地で初めて出会う人とこういうコミュニケーションがとれると、一人旅してるなぁという気持ちにさせてくれて嬉しい。

先田商店(オアシス)をあとにして適当に歩いていると、雰囲気の良さそうな神社を発見、旅の安全をお参りさせてもらおう。

加太春日神社

珍しいおみくじ「鯛みくじ」があったのでやってみる。

大吉なんて何年振りだろうか。

転居(やうつり) さわぐな

引っ越しだけはやめておこうか、しかし大吉はシンプルにテンアゲ(天ぷら揚げたいの略)。

お参りを済ませここから探索のためにレンタサイクル導入、

電動自転車だから坂道も楽すぎる、ありがとう文明。

途中の芝生広場
夏は青と緑の二色で出来ている


自転車漕ぎ漕ぎ山の頂上へ到着。

いやいや絶景かな絶景かな。

漫画だったら「この景色をキミに見せたかったんだ」ってシーンに使われてしまうよ。

そのまま山頂にあるホテル「休暇村」で昼食とすることに。

今日のお昼ご飯は、

海鮮丼セット(2500円)

今日だけ勝ち組でいさせて。

勝ち組ランチの景色。

身の丈にあってない贅沢かましたので明日からまた必死に働く。


さて、そもそもこんな山の頂上まで何をしに来たかと言いますと、ここには「深山砲台跡地」という観光スポットがあるらしくそこは友ヶ島ほどではないが歴史ある建物が色々残されているとのこと。

勝ち組ランチを済ませ、いよいよ山奥に歩みを進める。

森の青みがすごかった。

写真は森と会話しているところです。

そしてさらに山道に沿って奥へ進むと…

ふぉおおおおおおおおおお

まるでダンジョンへと続きそうな階段が登場。

わきゃああああああああ

階段を降りると旧日本軍が使用していた弾薬庫がそのままの形で残されていました。

しかもこれ中に入れるの、ゾクゾクしちゃうわね。

全体像はこんな感じ。

周りにほとんど人もいなかったので、弾薬庫の階段を降りると異様なほどに涼しくお昼なのに暗がりが不気味でかなり雰囲気ありました。

別の場所にはこういうタイプの倉庫も。

せっかくなのでと中に入ってみる

何か違和感…

外から差し込むわずかな光を頼りに周りを見渡してみると…

(ここから虫が苦手な人【閲覧注意】)


げじげじぃいいいいいいい

初めて生でみた、虫すぎる。

周りを見渡すと数匹いることに気づきゲジ君を刺激しないように静かにそこを脱出。

上から降ってでもしてたら和歌山の山奥で一人失神してたに違いない。


さらに山奥へと歩みを進めると…

突然の海。

もちろんこんな山奥に人などおらず貸切状態。

やたらと風が強かったのでとりあえず、

YO! SAY!


そんなこんなで、和歌山県加太の一人小旅行は終了。

炎天下の山道が険しすぎて実は熱中症になるギリギリでした、皆さんもまだまだ暑いのでお気をつけて。

下山して飲んだイオンウォーターが一番美味かったかもしれん、大塚製薬万歳。


普段あまり外に出ないぶん今回の一人旅だいぶはしゃいでしまいました、ただとてもいい思い出になりました。

レンタサイクルのチェーンに巻き込まれ白ズボンはダメになったけれど全然楽しかったです。

…うん、いや

マジでマジで。

全然気にしてないよ。

白ズボンのことは。

うん。

マジで。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?