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チャットノベルが今間違いなく“来てる”。ティーンエイジャーに広まる3つの理由

こんにちは。漆原と申します。普段はデジタル事業部というマンガのデジタル系の部署にいるのですが、この場をお借りして、一言言わせて下さい。

チャットノベルが、来る予感がする……! いや間違いなく、来てる!

(※察しのいい皆様ならおわかりのように、これは最後に TanZak のプロモーションがやってくる記事です。でも内容はプロモーション関係なくガチです)

■チャットノベルとはなんぞや?

メッセージアプリのような見た目で、横書きのテキストをタップしながら読み進める、スマートフォンに最適化された新しい物語形式です。
キャラクター同士の会話を覗き見するような感覚で気軽に物語を読めるのが特徴で、ティーンエイジャーを中心に世界的に広まりつつあります。


■チャットノベルはどれだけ伸びてる?

現在、欧米のアプリランキングを見ると、常に「HOOKED」や「Yarn」といったアプリがDL(ダウンロード)数や課金ランキングの上位に入っています。これらはいずれも、チャットノベルのアプリです。

「HOOKED」は、チャットノベルの先駆けとなる存在で、2015年の秋にリリースされました。それから4年、いまでは全世界でもっとも利用されるチャットノベルアプリに。この3ヶ月間、DLランキングでは常に2位〜3位、課金ランキングでは1位を維持し続けています。二番手の「Yarn」も、「HOOKED」に続いて、直近数ヶ月の間、常にDLランキングの上位10位以内、課金ランキング2位につけています。(※米国 AppStore ブックカテゴリ/2019年4-6月)

日本でも2017年以降、新しい投稿プラットフォームや作品が生まれてきています。
2017年12月に、テスティーとCNET Japanが実施した調査によれば、チャット小説上陸後のこの時点ですでに、10代女性での「チャット小説」認知度は30%を超えています。
それから一年半。国内の状況は変わってきています。
DMMが運営する「TELLER」はリリース7ヶ月で200万DL。
taskeyが手がける「peep」は今年5月、2.7億の資金調達を行いました。

マンガアプリが席巻する前夜のような、じわっとした熱のようなものを感じます。

■なぜチャットノベルが伸びているのか?

チャットノベルが世界的にこれだけ広まっていることを考えると、「SNSやメッセージアプリみたいだから」というだけでは、説明がつきません。
チャットノベルは、本質的にデジタルに向いた形式なのではないか。
ここではそう考える理由を3つ挙げてみます。

1:スマホに最適化された横書き形式

みなさん、普段スマホで文章を読むときに、「縦書き」の文章を目にすることがありますか?
思い返しても、電子書籍で小説を読むときや、試し読みをするときくらいしか、縦書きの文章を見かけることはないと思います。
スマホ上に限っていえば、自然な視線の動きは、「左から右に」「上から下に」になります。
チャットノベルは、横書きでタップするごとに文章が出て来ます。スマホに最適化された文章の読ませ方であると言ってよいでしょう。

2:パッケージで読む前提からの脱却

小説は、一度読み始めたら「同じ本を」「最後まで」読むものだ……と思う方は多くいらっしゃいます。
ところがチャットノベルでは、1話数分で読める短さに物語が分割されています。
気分が違うな、と思えば話の途中で読むのをやめて、違う話を読んでもよし。
通勤通学で読めるような、短いエピソードだけを選んで読んでもよし。
もちろん、集中して一つの物語を一気に読んでもよし。
どんな読み方も許容するようなUI/UXになっています。
「スマホ」という、24時間触れるものだからこそ、読者の読み方が自由なチャットノベルは支持されるのだと思います。

(※余談ですが、本をたくさん読んでいる人に「コツは?」と聞いたところ、「いろんな本を同時に読む(家ではこれ、通勤中はこれ……)」「無理に最初から最後まで読まない」と教わりました。これも、チャットノベルでは自然に実現される世界観かと思います)

3:会話主体がわかる吹き出し

スマホでスキマ時間に小説を読んでいると、細切れな読書になりがちです。
朝、通学時間に電車で読み始め、帰りにまた続きを読んで。夜寝る前に残りを読んで……と、「話の途中から読む」ことが増えますよね。
そんなとき、映像や漫画であれば、「今はなにが起きているシーンだったか」絵で一目瞭然です。ところが小説の場合は、文脈を思い出す必要があります。
そこで大きな手がかりとなるのが、「誰の発言か」。
チャットノベルでは、常に吹き出しで誰のセリフか/誰が主体の場面かがわかります。
だからいきなり途中から読み始めても、文脈を理解しやすいのです。
使用が細切れになりがちなスマホアプリでは、このように「すぐに物語に戻れる」設計は重要です。

■TanZak、はじめました

……長々と書いてきましたが、チャットノベルはやはり、可能性があると思うのです。
そんな可能性にかけて、集英社も、新しいチャットノベルアプリをリリースしました。
その名も「TanZak(タンザク)」
短くサクサク小説を読めるように、という願いをかけています。

もちろん! JUMP j BOOKS のタイトルも、たくさん読めますよ!


キャラクターたちの会話をのぞき見するような気分で、新しいノベルを味わってみてください。

そして……宣伝です

短冊といえば、七夕!
来たる7月7日。七夕 = タンザクの日、ということで、初の大々的キャンペーンを実施します。
7/7は、全作品無料で作品が読めます。
総話数、2000話以上!
24時間限定、このチャンスをお見逃しなく……!

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