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キャリアで悩んでいる方に是非読んでもらいたいキャリア形成(第4弾:財務編)

記事の長さ:3分。
キャリアで悩んでいる方に是非読んでもらいたいキャリア形成」シリーズも前回までは仕事編でしたが、今回は財務編です。財務というと、最近若者の間で早期退職(アーリーリタイヤメント)や経済的自由(フィナンシャルフリーダム)が流行っているそうですが、個人的には方向性としては間違っていないと思います。ただ、本当の意味でのフリーダム(自由)の理解が合っているかは少し疑問に思います・・・。

その意味も含めて、本記事では給与交渉や、副職や財テクなどには触れずに、キャリアと財務をどう捉えるかについて書いていきたいと思います。

安全・安心感ではなく、自由と和を

財務を考える上で、そもそもお金や資産とは何のためにあるのか、一歩下がって考えてみましょう。

まず生活を支えるために必要な衣・食・住。どのような天候でも生きていけるための生活の基盤ですね。それを支えるためにお金を使い、家を持ったりします。家に服と食べ物があることでしばらくは生きていけるという安心感を持てますよね。家にいれば大抵の自然の猛威からは守ってくれるし、多くの方はその安全安心な生活を保つために働いてお金を稼いでいると思います。

加えて、ご家族がいらっしゃる方はお子さんを守るため、といったことを糧に日々お勤めになっている方も多くいらっしゃると思います。

しかし、いつしかその生活、その生活水準を守るために少しずつ縛られていき、維持だけにとどまらずもっと欲しくなったりしてくるのも事実です。見栄や贅沢も、結局のところ周囲との関係性を維持するために、仲間外れにされないようにと、安全・安心感のもとに自らを縛り付けていってしまいがちです。

ここまで読んでお察しのよい方はお分かりだと思いますが、キャリアの観点からは、財務面で条件のよい仕事を探すのではなく、どうやってこの縛りから逃れられるかを考えることが大事になると思っています。何をすればこの縛りから抜け出せ、自由と和(心の平穏)を見つけ出せるか、それは各人それぞれの価値感があるので答えは一つではありませんが、いくつか考えるポイントを見ていきましょう。

財務的な自由とは?

財務的な自由とはなんでしょうか?宝くじで一等をとれば得られるのでしょうか?不労所得で働かずとも収入が入ることでしょうか?会社を興して巨万の富を得ることでしょうか?はたまたサラリーマンの生涯年収をできるだけ早く稼いで仕事を辞めることでしょうか?

どれもフィナンシャルフリーダムに直結しているものですが、私の考える財務的な自由と少し違います(ちなみに、フィナンシャルフリーダムという発想は賛同していますので、あしからず)。そのままでは上述の縛られた世界にいるままになってしまい、本当の意味での自由は得られないと考えています。

では本当の意味での財務的自由とは何か?

私が考えるに、本当の意味で得られる自由とは物質的な安心感からではなく、精神的な平穏を得ることにあると思っています。本シリーズ、立て続けに精神論になってしまい、本当に申し訳ないのですが、それでも本質だと思いますのでしばらくお付き合いください。

本シリーズ第一弾から第三弾までで、いきがいなどについて触れてきましたが、財務面でも同じく、自分自身の生き方に自信が持てることが何よりも重要で、金銭面での優越は全くもって考慮する必要がない、と考えています。

詳しく説明すると、もし本当にやりたいこと(ミッション)があり、それをするだけで満たされるのであれば、贅沢な暮らし、はたまた安定した生活が約束されていなくとも、日々が充実していると思います。それほどまでに感じられる自分の使命を見つけられたなら、財務面での自由を手に入れることができたといえます。なぜならば、稼ぎの額も、生活の安定性も、すべての縛りからから解放されるからです。ただ、そうは言っても衣食住がなければ現代は生きていけない、というのも事実です。

そこで二つ目に財務的自由を得るために必要なのが、知識と柔軟性です。今の世の中では食べ物は買うことでしか得られないと思われがちですが(これはもはや洗脳されているレベルですが)、実は野花でも野草でも食べられるものはあふれていますし、なんだったら少しのお金でパンの耳だって調達可能ですし、実は生きていく術ってかなりあるのです。

そんな生活は嫌だ、と思われましたか?ですのでもう一つ大切なのが柔軟性です。子供のころは何の抵抗もなく蟻や花を蜜を求めて食べていませんでしたか?いつしか考えが偏り、そういったことを毛嫌いするようになっていってしまいますが、思考の柔軟性がある限り、現在の経済システムから逃れることはいくらだってできます。家だって借りたり買ったりしなくたって、放牧民のようにテントを担いで生活したり(もちろん、どこかれかれこれテント設営は法律上できませんが・・・)、発想と工夫次第でいくらでも経済の縛りゲームから抜けだすことはできます。いずれにせよ、衣食住も祖先が行ってきた知識を掘り起こせばどうとでも、なんとでもなります。そして、そのなんとでもなる、できる、という自信こそが財務的な自由への道へとつながるのだと思います。

現実的な財務的自由の実践方法

・・・とまぁ、かなり過激なことを書きましたが、現実的には仕事をしながら、普通の衣食住をしていくことになると思います。その中でも発想として留めていただきたいなと思っています。

衣食住を保つための仕事を辞めて、自分のいきがいを探してそれを職にする。例えそれで給与や衣食住を含めた生活水準が下がったとしても(上がったとしても)、経済の縛りゲームにとらわれることなく、知識と柔軟性を蓄え、どんな生活水準でも楽しく満たされることをする(例えば、家族や友人とただ散歩して会話したり、など)。

そうやってお金という概念から少しずつ自分を解放して、自分にとって本当に大事なことをすることがキャリアとしては考えるべきことなのではないでしょうか?

まとめ

本編ではキャリアにおける財務について書いてきましたが以下がまとめです:
・安全・安心感ではなく、自由と和を
・本当にやりたいこと(ミッション)をする
・知識と柔軟性を蓄える
・お金から少しずつ自分を解放して、本当に大事なことをする

次は何を書くか決めていませんが、レパートリーから順に、健康編あたりが妥当でしょうか?リクエストがあればコメントお待ちしております!

お品書き
・仕事編(完)
・財務編(完)
・健康編
・家庭編
・社会編
・家族編
・愛情編
・成長編
・哲学編

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では、また来週。

- JumpE

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