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エピソード1 お客様は神様です!のウソ

【お客様は神様です】
昭和生まれの社長であれば、誰もが知っている有名なセリフですが、、、、その神様は、もしかすると「貧乏神」かも知れませんよ?

ビジネスをしていると、
「金を払っているんだから、何とかしろ」「おれはお客様だぞ」という態度の人間が沢山います。「お客様は神様です」と言った三波春夫さんの言葉を拡大解釈したかどうかは分かりませんが・・・

「お金を払う側は、お金を貰う側よりエライ」という、メンタリティーを持ってる人が多いようです。

実際、モンスターカスタマーに悩まされている会社は少なくありません。明らかに価格外のサポートを求められたり、理不尽なクレームを言われたりと、そういう経験は一度や二度ではないでしょう。

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こういう「ややこしい買い手」に振り回されるのは、売り手側の責任でもあります。つまり、「お客様は神様です」「お客様の言った事は絶対!」というスタンスでお客様と接していれば、当然、お客はつけあがる。そして、要求がエスカレートしていく。しかし、お客は神様でも何でもありません。なぜなら、ビジネスとは、商品・サービスと言った価値を提供し、その対価としてお金を貰う行為だからです。単なる等価交換に過ぎないからです。

まずは、この点に気付いて下さい。そして、明らかにお客の要求が理不尽、価格の範囲を超えていると判断すれば、それは等価交換ではないのだから、「NO」と突っぱねないとダメなんです。

それでもゴネるなら、お金を返して去ってもらえばいいだけ。どうせ今後もゴネるから、その一人の対応にかかる時間、ストレスを考えれば、お金を返した方がよほどいいです。そして、そこでできた余裕は、優良顧客を優遇するのに使います。その方がビジネス的にも間違いなくプラスになります。

付き合わないお客の基準を明確にしていますか?


そこで、私がお薦めするのは、付き合わないお客リストを作ること!

例えば私であれば、
・お店の店員に対してタメ口を使う人。
・話が長い人
・時間を守れない人
・金を持っていることを自慢する人
・何事も他人のせいにする人
・過去の自慢話ばかりする人
他にももっと沢山ありますが・・・

ビジネスはそんな甘いもんじゃない!という声が聞こえてきそうですが、
自分や社風と合わないお客と付き合うと、経験上、後でトラブルになる可能性が非常に高いです!そのトラブル処理にかかる精神的、時間的、金銭的コストを考えれば、ひとつやふたつのチャンスを逃すなんて大したことではないし、優良なお客にエネルギーを注いだほうが明らかに売上アップに繋がります。

ちなみに、三波春夫さんの名誉のためにお伝えしますと、
三波春夫さんが「お客様は神様です」と使った意図は、一般の解釈とは全く異なります。
「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなけえば完璧な芸をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を喜ばせることは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです。」

ビジネスに言い換えれば、「売れた、売らなかったという意味では、お客さんの判断は絶対」だということです。
決して「神様扱いしろ」という意味ではないのです。

せっかく社長として仕事をしているのだから、
気持ちよく取引できる人とだけ付き合いたいと、
私は思っています!


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それでは、
素敵な一日をお過ごしください♪
また、お会いしましょう😊

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