見出し画像

deeps LOVING YOU 雑誌eggとコギャル文化から誕生したアイドルグループ

deepsのサードシングル
LOVING YOU
(1998/5/27) 作詞・作曲:伊秩弘将、編曲:水島康貴

アステル東京 CMソング。
この曲からメインボーカル及びセンターポジションがCHIKAからERIに変わる。

懐かしい!! シングル、アルバム全部買ってました。
eggも読んでたし、アステルのピッチ(PHS)もケイタイと並行して持ってたな。

新宿の紀伊国屋書店屋上での握手とサイン会にも彼女と行った。
灼熱の太陽の下で三人と触れることが出来た。

彼女たちをB級アイドル扱いする向きもあるが、
ちゃんとヒットチャートに入る実力と名曲の持ち主なのだ。

若いJKが「エッチをしたいけど」と歌った、おニャン子クラブ。

そして、彼女たちは、「ラブホ」なる俗語で大人たちは眉をひそめた。

どちらも、NHKでは、放送禁止となったであろう。

それだけにリアル、それだけにJKのホンネ度があったのである。

いや、正確に言えば、JKなんて言葉もなかった時代ではないか。

それほど、彼女たちは、遠い伝説なのである。

この曲から、リードボーカルのチカからバトンタッチされた、投げやりだが愛おしいエリの歌声は、ちょっと歌の上手い女の子っぽくて、実にイイ。
決して、アマチュアの域を出ていないからだ。

一切のポーズも気負いもない歌詞がいい。

当時、渋谷のセンター街にあったロッテリアで、
女子高生たちの会話を聞きながら歌詞を書いていたという伊秩弘将。
全くもって、リアルとしかいようがない。

『LOVING YOU』 作詞・作曲 伊秩弘将

週末にぎわう Lonely Street  
男の子と逢っていても
あなたじゃなくちゃ寂しい 
今頃何してるの?
キスされた瞬間 心はムナしかったよ 
遠くへさらってほしかったのに

Loving You 悔しいけどやっぱり 
あなた以外に誰も好きになれない
Yes, I'm Loving You 
ずっと放っておかれたら
何処かへ消えちゃっても知らないから 
ちゃんと捕まえてて

かなり嫉妬深いのは 
最初から勘弁だけど
遊び人の彼もつと 
あとあと苦労するね
理想の恋なんてきっと何処にもないから 
大事なのは必要かどうか

”だよね”Loving You 
悩み聞いてもらっても 
結局気づけば ただのノロケになるよね
Cause I'm Loving You 
明日キレイにしていこう
わたしの実力は全部彼にまだ見せてないから

Loving You 今始まるよ History
どんなにつらくても 
この想いは 止められないから

deeps(ディープス、正式表記はsの下部に二重線=)は、1990年代後期に活動したガールズグループである。1999年dps(ディープス)へ改名した。

概要

eggの人気読者モデルだったCHIKAを中心に、AKI、HIROの3人で結成されたグループ。ケイダッシュ傘下の芸能事務所スタッツに所属していた縁で、SPEEDプロデューサー伊秩弘将が楽曲プロデュースを担当した。deepsを逆さにするとspeedであることから「お姉さん版speed」と呼ばれた。

deepsというグループ名には、「同世代のTeenagerより『deep』に生きている女の子」、「一言では言い表せない。女子中・高校生の『deep』な日常を歌う3人の仲間」、「3人に興味を持ってくれた人たち(リスナー)と、ずっと『deep』に付き合っていきたい」という伊秩の思いが込められている。いわゆる渋谷コギャル的イメージを全面に打ち出して売り出された。歌詞にもむかつく」「キレる」「ラブホといった、女子高生の話し言葉(俗語)が含まれていた。ただし、メンバーのうちAKIは当時は短大生、HIRO、CHIKAはCDデビュー前に高校を中退していることを明かしており、活動中に女子高生だったメンバーはERIのみである。

deepsをスタートするにあたって伊秩は「deepsは音楽活動をやるけれどプロの歌手ではない。普通の女の子が歌うから意味がある」とし、一切ボイストレーニングも行わずに伊秩が関わっている間はこの「素人路線」を堅持した。歌う際の振付も敢えて本格的なものではなく、パラパラ系の手軽に誰でも真似の出来るものをアレンジした。当初は予定曲数をリリースして解散することが決められていた「期間限定ユニット」であったために、レーベルと所属事務所から活動の継続を打診された際に「僕のdeepsは終わっていますので」と身を引き、路線が変わるためにdpsと改名してリニューアルデビューとなった。

2002年
8月にファンクラブ業務が終了。メンバーが出演していたインターネット上の番組も終了し、事実上の解散となる。

彼女たちは時代のあだ花だったのか??

いや、そんなことはない。

こんなに名曲はそうそうない。

歴史に刻まれ、もつと評価されていいグループだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?