【信号無視話法】山本太郎議員vs安倍総理  2019年3月18日午前 参議院 予算委員会 (沖縄基地問題)

2019年3月18日、参議院 予算委員会。昼休みを挟んで午前と午後にわたって自由党共同代表・山本太郎議員は安倍総理らに沖縄基地問題に関して質問。本記事では、午前の答弁を信号機で直感的に視覚化していく。具体的には、信号機のように3色(青はOK、黄は注意、赤はダメ)で視覚化する。

✳︎質疑映像と分析結果はYoutube動画「赤黄青で国会ウォッチ」で公開

✳︎本記事は加筆の上、ハーバー・ビジネスオンラインへ転載

色別集計

冒頭の委員長とのやりとり

政府への質問に入る前、冒頭に山本議員は委員長に対して、玉城デニー知事の参考人招致を自民党が反対した理由を金子原二郎委員長(参議院・長崎県選挙区選出)に確認。
しかし、その回答は論点のすり替えであった。

質問:参考人招致の反対理由
↓すり替え
回答:参考人招致の仕組み

玉城デニー知事の参考人招致反対理由を述べることすらできない金子委員長に対して、山本議員はこのように述べる。

沖縄の実情をデニー知事に話されると政権の印象、立場が悪くなる。
本当の反対理由、これじゃないですか?
参議院・自民党、官邸の下請け。そういう仕事じゃないですか?

この発言は山本議員の持ち時間が始まって、まだ2分しか経っていない段階だが、議員たちが委員長席に集まり、速記が約40秒も止まる。開始間もないタイミングで、しかも閣僚に対する肝心の質問がまだ始まってもいない時点で速記が止まるのは珍しい出来事だと考えられる。

そして、再開後、金子委員長は「不穏当な言葉があるとのご指摘がありましので、後刻理事会において速記録を調査の上、適当な処置をとる」と宣言。
当然ながら、野党から一斉に抗議の声があがる。

ちなみに不穏当という言葉を辞書で引くと、このようにある。

おだやかでないこと。さしさわりがあって適切ではないこと。
(出典:Weblio辞書)

この意味を踏まえると、山本議員の発言に「不穏当」と思われる内容は見当たらない。強いていえば、政権にとって差し障りのある内容は含んでいるため、政権にとって不穏当な言葉だと判断されたのであろう。玉城デニー知事の参考人招致反対に続いて、委員会運営においても徹底的に官邸の下請けとしての職責を全うしようとする金子原二郎委員長(参議院・長崎県選挙区選出)の一貫した姿勢が垣間見える。

安倍総理との質疑

更新履歴

2019/3/18 22:28 新規作成(冒頭の委員長とのやり取りのみを公開)
2019/3/21 22:10 安倍総理との質疑、色別集計を追記

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