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オーソモレキュラー



八月に次男の調子がおかしくなってから家内と中村篤史先生が翻訳された
オーソモレキュラー医学入門を購入して読み始めた。


オ-ソモレキュラ-医学入門 / ホッファー,エイブラム〈Hoffer,Abram〉/ソウル,アンドリュー・W.【著】〈Saul,Andrew W.〉/中村 篤史【訳】 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア (kinokuniya.co.jp)

かなり分厚いが医学専門書というよりも患者さんを含めた一般読者向けに書かれた内容で思いのほか読みやすい。

オーソモレキュラー医学、分子栄養学という言葉は知っていたが、その考え方や原理等は知らなかった。
次男のことをきっかけに二人とも真剣に読んだ。

西洋医学においては、オーソモレキュラー医学は少数派であり、臨床的な裏づけはあるものの、食生活の改善も含めて患者側の選択に委ねられる。

オーソモレキュラー医学の原則に「個人差の原則」というものがある。
言うまでもなく、人は身長や体重、薬物やビタミンの必要量は異なるはずであるが、西洋医学においてはこの点はあまり意識されていない。
オーソモレキュラー医学においては、その人の生化学的又は栄養学的相違に視点がおかれ、その人に応じたビタミン、ミネラルを補う処置が施されていく。

そして次に大切な原則として「オーケストラの原則」というものがある。
それは人体においてもオーケストラと同様にすべての栄養素が使える状態になることが大切であり、砂糖や添加物の食事を重ねている状態でビタミンやミネラル等を補ったとしても全体としての改善にはならないということ。

上記の2つの視点は、西洋医学においては希薄な要素であり、また、オーソモレキュラー医学のアプローチにおいては、まさに日常の食生活等の在り方が問われることになる。

そして精神疾患に対しては、ナイアシンアミド(ビタミンB3)の欠落が他のビタミンやミネラルと合わせて(この点が重要)、ある量を継続的に服用することにより顕著な改善が認められるという臨床的な実績が認められている。
逆にかなりの精神疾患の症状がこのナイアイシンアミドの欠乏から生まれているという見方もできる。

神戸元町のナカムラクリニックには、今年初めにも次男と受診した。
その際にも食事の大切さを強調され、ご飯やみそ汁等ににがり成分を加えたらいいよとアドバイスをいただいた。
その際は、次男自身も親から言われるままクリニックを訪問したことが先生とのやりとりの中で浮彫りとなった。
親が良かれと思って選択したことも、次男自身がやはり納得して選択していかないとおかしな流れになってしまうと反省させられた。



中村先生はブログの雰囲気とは異なり、サプリメント等を紹介するのもとても奥ゆかしい。あくまでもこちらが選択することを待っておられる感じである。
中村先生からは、我が子のことを一番よく見ているのは、一緒に暮らしている家族であり、医者よりも家族の目、判断の方が正しい場合が多いと言っていただきとても感動した。
そんなことを語ってくれる西洋医学の先生は滅多にいないと思う。

最近の中村先生のブログの内容もとても素敵だったので紹介したい。
中村先生の子への思いが伝わってくる。

かわいい赤ちゃん|中村 篤史/ナカムラクリニック|note


また、クリニックでは保険診療と保険外診療が存在し、保険診療であろうとも私はいつも全力でやっていますと爽やかにおっしゃった。
この言葉で私はこの先生を誠実で信頼できる先生だと思った。
次男もとても敏感なので、私たち同様に先生の誠実さ、信頼性を感じたのか、次男も中村先生のクリニックで減薬サポートをお願いすることを選択した。



中村先生のブログはとてもシャープで尖っている感じがあり、初めてお会いする際は、少し構えるところがあったが、何度かお会いして真実にまっすぐに生きておられる先生だと改めて感じた。

次男を通してオーソモレキュラーの考え方、原理を知り、次男が顕著に改善したことを目の前にして、大きな知恵を授かったと思った。






引き籠る子にも友だち秋ざくら




※俳句と写真日記を毎日更新中

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