私は全くのゼロ状態から、2つの会社を立ち上げ、両社とも年商10億以上に育て上げました。

その経験の中で、新規事業又はスタートアップの成功率を決定づける要因は、「顧客ベース」或いは「ファンベース」だと思います。

お客様がいなければ、商売はできない

いくらいい商品やサービスを持っていても、お客様がいなければ、商売はできません。

スタートアップにとって絶対必要不可欠なのは、新規顧客。

そして、知名度と信用力のない新規事業又はスタートアップにとって一番大変なのが、新規顧客の獲得。

個人的経験

私が最初に起業したのは、化粧品を販売するネット通販会社でした。

1社目では、最初の1億円の売上を達成するのに1年かかりました。

一方、2社目で、最初の1億円を達成するのに要した時間は、わずか1時間でした。

何故なら、創業した2社目の会社で活用した販路は、ネットではなく、24時間の生放送テレビ通販だったからです。

ファンベースが全て

テレビを視聴する人は、減少しているものの、テレビの「瞬間リーチ率」は、全メディアの中でも圧倒的に最強です。

地上波の全国放送の視聴率、わずか1%でも20-30万人の人が見ています。

どんな人気のウェブページでも、20,30万人の人が同時に閲覧しているページはありません。

テレビ通販専門チャンネルには、膨大な「顧客ベース」が存在します。

映画の世界でも、やたらとヒット作の続編ばかりが上映されるのは、初回の作品のファンベースが存在しているから。

マンガを原作としたアニメが、大ヒットを記録するのも、元々の原作に膨大なファンベースが存在するから。

新規ユーチューバーが最も効率よく登録者数を増やす方法は、圧倒的に人気のある既存ユーチューバーとコラボすること。

人気ユーチューバーとコラボすることで、その方のファンを自分のチャンネルに誘導することができます。

企業が高いギャラを払って人気芸能人を広告に起用するのは、その芸能人にファンベースがいるから。

新規事業又はスタートアップにとって、ゼロから顧客ベースを構築することは、至極至難なこと。

だからこそ、膨大なファンベースや顧客ベースを持っている組織や個人とコラボすることが最も効率よく、早く売上をたてられる方法。

新規事業やスタートアップの成功確率を上げるには、大きなファンベースや顧客ベースを保有するところとコラボすることだと思います。

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