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空虚

書かなきゃいけない詩なんてない

書かなきゃ死んでしまうわけもなし
たとえば僕が
何ひとつ残せないまま
今すぐ死んだとしても
別に構わないのだ

それなのに
なぜこんなに
書けないことが虚しいのだろう

病巣のような沈黙

もはや挑むことさえ諦めてしまった自分が
酷く情けなく
哀しい

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