みっひー

北海道出身です。水曜どうでしょうと旅行が大好き。 aiko/TEAMNACS/星野源/…

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北海道出身です。水曜どうでしょうと旅行が大好き。 aiko/TEAMNACS/星野源/駅伝/フィギュアスケート/観る将(羽生善治/髙見泰地/藤井聡太/斎藤慎太郎/93年組箱推し/中村太地/佐藤天彦/佐藤康光/渡部愛/室田伊緒/里見香奈)/ウォーズ3級

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第6期叡王戦見届け人体験記 斎藤慎太郎八段―三枚堂達也七段戦

※noteへの投稿及び写真掲載については、日本将棋連盟の許可を得ています ※これは私個人の体験記であり、他の見届け人とは異なる場合があります 叡王戦見届け人募集の告知2021年4月30日、第6期叡王戦本戦トーナメント1回戦の見届け人募集の告知が、日本将棋連盟のHPに掲載された。 https://www.shogi.or.jp/news/2021/04/6_32.html 豪華な顔ぶれの中に、A級1期目で渡辺明名人に挑戦している斎藤慎太郎八段と、竜王戦3組ランキング戦で優

    • 元ゲーマーの私と現役ゲーマーの夫の子育て日記

      ※noteの執筆及び公開については、息子と夫の許可を得ています。 ※これは首都圏に住む公立小学校6年生の息子についての記事であり、地域、性別(LGBTQ+を含む)、子どもの個性、性格、家庭の状況等により事情が異なることを前提にお読みいただければと思います。 1 はじめに我が家には、小学6年生の息子がいる。ひとりっ子である。 あれは息子が2歳になったばかりの頃だったろうか。いつものようにEテレの子ども番組を見ていた時、息子がとことことテレビの前に歩いていき、画面のあちこちを右

      • 第81期名人戦第1局前夜祭&大盤解説会現地レポ

        1 はじめに将棋界の春の季語は椿山荘。 将棋界の1年は、名人戦第1局から始まる。 第81期名人戦は、名人4連覇がかかる渡辺明名人と、六冠を引っさげてタイトル戦無敗のままA級1年目で名人挑戦権を獲得した藤井聡太竜王との、中学生棋士対決となった。 将棋盤のマス目の数と同じ第81期。藤井竜王には谷川浩司十七世名人が21歳で獲得した名人の最年少記録の更新がかかり、羽生善治九段以来の七冠達成の可能性もあるということで、将棋界の枠を超えて社会的にも大きな注目を集めている。 朝日新聞の

        • 棋力ゼロからの指す将の始め方 コロナ禍ver.

          はじめに「憧れの指導対局ー将棋初心者が駒落ちを覚えましたー」では、私がねこまど将棋教室に通い、駒の持ち方から始めて、指導対局を楽しむようになるまでのプロセスを書きました。 しかし、コロナ禍が収束する見通しが立たない中、リアル将棋教室でオープンしているところは数少なく、オンライン講座やオンライン指導対局に切り替えている教室が目立ちます。 また、東京、大阪等の大都市圏以外は、そもそも将棋教室がないところも多いです。仕事や家庭の事情で将棋教室に通う時間的、経済的、心理的余裕がない

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        第6期叡王戦見届け人体験記 斎藤慎太郎八段―三枚堂達也七段戦

          憧れの指導対局 −将棋初心者の私が駒落ちを覚えました−

          指す将になりたい!私が将棋を指し始めたのは、2018年2月のことである。いわゆる藤井フィーバーをきっかけに「観る将」になって8か月ほどが経っていた。 インターネットの生中継で対局を観ているうちに、将棋の基本的なルールを自然と覚え、居飛車と振り飛車の代表的な戦型はだいたいわかるようになったが、詳しいところはちんぷんかんぷんだった。徐々に、自分でも将棋を指せるようになったら、指し手の狙いや解説の内容がより理解でき、観るのがもっと楽しくなるのではないか。そう思うようになった。

          憧れの指導対局 −将棋初心者の私が駒落ちを覚えました−

          ある日突然、将棋沼に落ちました。

          (これは、コロナ禍以前に書いた文章を加筆修正したものです。コロナ禍で将棋イベントの状況が様変わりしていますが、一日も早く安心して気兼ねなくイベントに参加できる日が来ることを祈っています) はじめに今から4年ほど前の私は、将棋の棋士で知っている方といえば羽生善治先生だけで、将棋のルールすら知りませんでした。 最近の私は、毎朝通勤電車で3手詰を解き、昼休みには将棋連盟のモバイル中継や名人戦棋譜速報で推し棋士や女流棋士の対局をチェックします。帰宅後は、スマートフォンでABEMAの

          ある日突然、将棋沼に落ちました。

          第79 期名人戦第1局大盤解説会レポ その4

          渡辺名人の長考午後6時30分。対局者の夕食休憩が明けたのと同時に、大盤解説会も再開した。 解説は和服姿の中村九段、聞き手は中村九段の弟子である香川愛生女流四段。棋士会の会長を務め、様々なイベントを企画運営している中村九段と、コスプレイヤーやユーチューバーとしての知名度も高く、イベントへの出演が多い香川女流。師弟のざっくりとした掛け合いに、会場のあちこちから笑いが起きた。 夕食休憩が明けて10分経っても、20分経っても、渡辺名人は次の手を指さない。時折頭に手をやり、盤面を見

          第79 期名人戦第1局大盤解説会レポ その4

          第79期名人戦第1局大盤解説会レポ その3

          2日目大盤解説会開始2日目の大盤解説会場は、前日より参加者の出足が明らかに早かった。第1局の決着を前にした参加者の盛り上がりと熱気を感じた。 午後2時。2日目の大盤解説会が始まった。最初に登壇したのは前日と同じく野月八段と安食女流。野月八段はコンサカラーの赤いネクタイとチーフに赤い靴。安食女流は淡いチェックのスカートに明るいグレーのジャケットを合わせた春らしい装いだった。 野月八段の丁寧かつ理論的なわかりやすい解説と、安食女流の柔らかくほんわかした聞き手とのやり取りが、聞

          第79期名人戦第1局大盤解説会レポ その3

          第79期名人戦第1局大盤解説会レポ その2

          久しぶりの再会と、くわっちさんの名刺1日目の大盤解説会。 私が受付開始40分前に椿山荘に着くと、既に待機列ができていた。早く並んでいる人の大半は、将棋イベントで顔なじみのいつものメンバーだった。互いに久しぶりの再会を喜び合い、近況を報告し合った。 撮る将でもある私にとって、席取りは非常に重要である。早めに並んだおかげで、無事に良席を確保できた。 また、事前に、朝日新聞社のくわっちさんこと桑高克直さんが、自作の両対局者イラスト入り名刺を現地に持参しているとツイートしていた

          第79期名人戦第1局大盤解説会レポ その2

          第79期名人戦第1局大盤解説会レポ その1

          将棋界の春2年ぶりに、将棋界の春が椿山荘で始まった。 2021年2月26日、第79期A級順位戦最終局。A級1期目の斎藤慎太郎八段が、8勝1敗の好成績で渡辺明名人への挑戦を決めた。 昨年の第78期名人戦で豊島将之竜王名人(当時)を下して初の名人位に就き、三冠を保持する現棋界最強との呼び声が高い渡辺名人に、人気と実力を兼ね備えた若手俊英の斎藤八段が挑戦する第79期名人戦七番勝負は、将棋界で大きな話題になっていた。 斎藤八段は私の推し棋士の一人で、三度目のタイトル挑戦が名人戦

          第79期名人戦第1局大盤解説会レポ その1