バイオリンの話(3年目終了)

こんにちは、じゅんです。
おっさん状態でバイオリンを習い始めてどうなるのかという実験と、トレーニングを受ける側をもう一度やることで自分が人に何かを教える時(xR関連とかオンライン移行とか)の参考にしようみたいな感じでヌルっと続けています。当面の目標はゲーム音楽を弾く事です。

 2018/5/10からなので、習い始めてからもう三年経ちました。去年の記事からの差分として、「メヌエット」「花」「家路」「虹の彼方に」「エーデルワイス」「峠の我が家」(←テキスト一冊目)、「愛の喜び」「金婚式」「ラ・フォリア」「アメージング・グレース」(←テキスト二冊目)の10曲が修得曲として増えました。書き出してみると案外増えていますな。

 技術面では8分音符、16分音符に耐性が多少ついてきました。♪4つくらいまでなら弓の往復、スラーの場合、共にになんとか付いていったりしてる状況です。指先で弦をおさえるという事についてはもうあんまり心配されてないような感じになってきています。楽譜さえあればボウイングの計画は自分自身で立てられるようになってきたのも進化の一つです。意外にもリズム取りには苦労していません(音ゲーのおかげ)。
 
 右手の操作に関して、やることが増えてきました。音の強弱を弓圧でコントロールするのか、弓の速度でコントロールするのかの局面の判断が入ってくるようになってきました(ボウイングの計画に影響する)。あと弦の駒近くを弾くか少し離すかも音量コントロールに係る要素らしいです。音符同士のキレをよくするのか、なめらかに繋ぐのかも右手の制御です。右手で弓を持つ理由がなんとなくわかってきました。繊細さが求められます。

 左手の操作については、ファーストポジションの位置が自分の頭の中でかなり固まってきたので、その先の修得が少しずつ始まっています。まずトリルが出てきた事によって超細かいリズムを均等に鳴らす訓練が入ってきました。16-32分音符の入り口でもありますよねきっと。また、曲にポジションチェンジが入るようになり、サードポジションとファーストとの行き来をすることが増えました。並行して、ビブラートのかけ方という導入が始まりました。個人的にこの順番は良いと思っていて、トリルでリズムができてないとビブラートも揺らぎが不定になるし、ポジションチェンジが正しくできないと音程も取れてない事になるからです。時間かかる技術だということなので、ゆっくり練習します。

 以上、音色と強弱に関する技術的な内容が少し多くなってきたので、レッスン内容も曲想とか曲調を考慮するための指導内容に変わってきています。ただ楽譜をなぞるだけじゃやっぱりだめで、テーマを汲んで演奏するというための技術を随時組み込むという事らしいです。楽譜に書かれていない繋ぎの意識ポイントとか、むしろ細かく刻んでいくべきポイントとかがあるので、そういうところを見つけてはボウイングを変えたり弦のたたき方変えたりを意識的にやる必要があります。

 色々な演奏要素の基準点が自分の中にできたので、ようやく道具を変えてみる事にしました。弓の毛が限界になったのをきっかけに毛をリセットし、さらに弦を数種類手に入れて違いを確認できるようになりました。経時劣化の音の差はまだその時その時は分からないものの(弓と弦の劣化が同時に起こるから)、同一の弦で新しいものと古くなりきったものの違いは分かるようになっていました。新しいものの中でも種類が違うと鳴り方が違う事も初めてまともに確認しました。右手の弾き方が完全に固まってないと分かりませんねこれは。

 今までのKUNの肩当てを長いネジにして使っていましたが(首長い)、6月の長期欠席(緊急事態宣言の対策)をきっかけにして違う肩当てに変えてみました。Bon Musicaというメーカーのメタル肩当ては写真の通り、ネジの長さだけでなく、角度可変な部分がKUNより多くてバイオリンの位置関係と角度を細かく調整できます。あと肩の接触面の形状もプレートを曲げる事で変えられるので、安定性を増すことができます。ネックの角度と位置をKUNの時のものに揃えてからフィットを良くしました。
 今回の当たりはこの変更でした。今までアゴと左手で支えていたバイオリンを、左手で支えなくても位置がブレなくなりました。演奏の左手の位置だけに集中できるようになった結果として、ポジションチェンジの練習がものすごく安定するようになりました(ネック角度がブレないから)。初心者はまず肩当ての安定感を追うのもいいんじゃないかと思います。音色も違っているようなのですが、現在の私の腕・耳とサイレントバイオリンの組み合わせではよく分かりません。
 数年やっていて、ネックの位置はココ!というのがあるので、そこに新しい肩当てで同じ条件に持っていくか行かないか判断して位置を決めるということができるようになりました。

 サウンドハウスのポイントが失効直前で余っていたので、あわてて楽器用コンデンサマイクCX-500を買ってみました。オーディオインターフェースを繋いでPCに送るためのハードウェアになりますが、インターフェースはYAMAHA AG-03とかを会議用に持っていたりもするので無駄な買い物にならないような気がします。
 今使っているサイレントバイオリンYSV-104はエレキなので、そのまま信号出力も出来るのですが、付属の専用アンプが挟まっているので真の信号はよく分からないんですよね。このコンデンサマイクで直接音を拾ってPCに送ってどんな違いがあるのか調べてみるのも面白そうかなと思ってとりあえず確保してます。

 SYNCROOMとかに繋げばたぶんセッションも出来る装備にはなっていると思うんですよね。去年VRChatの皆さんに教えてもらったように、いつかはネット越しになんか合奏できるレベルになればいいなぁと思っています。アドリブ一切効かないですけどw

 バイオリンレッスンの会場は、相変わらずヤマハミュージックセンターです。コロナ感染予防対策が敷かれており、設備面での問題は少ない様に思っています。5~6月の緊急事態宣言@札幌に合わせて6月はまるまる自主休会みたいな感じにして7/1から再開しました。休会前最後のレッスンだった5/6のレッスン後のロビーでは、ちょっと気の緩んだおじさん(他の受講生)の大きな声が気になりましたが、7月のロビーは静かでした。強力に感染するデルタ株が市中感染モードに入った場合は、感染を防げるか分からないので通学はまた考えますが、引き続きまったりと訓練を続けてみようと思います。
 なお未だに音名はピンと来てません(ひどい)

以上です('ω')

(2021/7/5 180min 2609字)

おまけ