天手「蓄落転Chiku-Raku-Ten」から「雲水U-Sui」

天手Amanteは、古武術より狩猟民の身体技術を色濃く残した戦闘技術です。

古い中国の太極図はカオスから引用が分かれ「陰極まれば陽、陽極まれば陰」を表しています。
しかし何故、そのような現象が生まれるのかは示されていません。
日本では古来、これにあたるものは「二つ巴」の紋章があり、こちらにはさらに深遠な「何故″陰極まれば陽、陽極まれば陰”となるのか」の理由や極意が秘められています。

「蓄落転」は、この極意を体感する技術です。
これは武術のみならず、哲学・論理学・倫理学にも応用できる奥義の宝庫です。

二つ巴の中には一対の勾玉が描かれており、勾玉は渦潮の「渦」の力を象徴しています。

人が二軸になった時、片側に偏重させられた重心(重軸といいます)に、螺旋のエネルギーをかける(蓄転という)と、そこに正しく「勾玉」の形に力が動き(置巴という) 、地面蹴らずとも、あるべき必然の方向に身体が転換するという重力落下を水平方向の力に変換する、その技法を練習する型です。

これは縄文人の動きであり、(疲れない、力まない)狩猟採集民の狩りの時の身体操作です。

後半の受身は「雲水」といってその受身以前の体の落下によって初動を作る事を意味し、これも水力落下の横移動転換の例です(こちらは立て巴という)

どちらも全く地面を蹴らずとも高速に遠くに移動する事が可能で、ヒット&バック、イン&ヒットという対大型動物との戦闘術を色濃く残している古代の身体操法です。

天手Amanteの場合、このような極限まで低い姿勢で修練することによって、下半身の蹴りを使って移動できなくする事で、落下する軸を要請して体幹内部の二軸意識を作って「縄文人」の身体性を再現していく訓練をします。

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