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ビリーフシステム③

おはようございます。TICEコーチ小野寺です。

ハビットは何か飲みますか?と聞かれてコーヒーと答える無意識の習慣。アティチュードは紅茶にしますか?コーヒーにしますか?と言われてコーヒーを無意識に選ぶ習慣です。情動記憶によって出来上がっている習慣で無意識に保存された信念であるビリーフです。考え方を含めた信念がビリーフ・システムで自分が正しいと思っている判断や行動、そしてその信念は情動記憶によって創られているということになります。

嬉しかった事を思い出してみましょう。スポーツ大会で活躍したことや友人と楽しく遊んだ思い出。人は楽しかった過去を思い出す機会が少ないのではないでしょうか。
例えば楽しかったことを思い出すとその日は楽しい1日になります。もちろん清々しい朝を迎えて今日はいい日だ!と思う事でも同じです。
逆に嫌な記憶を引っ張り出してしまうと暗い気持ちになります。
時間は未来~現在~過去に流れているので過去の嫌な記憶を現在に持ってくる必要はないのです。今からやめましょう。

新しく何かを始めようと思った時、子どもであれば結果を気にせず好奇心が優先してそのことに取り組んでみます。その子供を見て大人は失敗したり途中でやめると「中途半端にやるなら最初からやならいほうがいい」または失敗に対して「だから上手くいかないといったんだ」といった否定的な言葉を向けることにより、以降の子供は素直にやってみたいと言い出せなくなり、途中でやめると怒られるのでやらなくなります。

大人も同様で子供時代にこのような情動記憶があるとこれをやってみたいと思っても悪い結果を想定してしまうのでやりません。どうせ上手くいかないと。これはとても重要で行動しないのはその人のせいではないのです。情動記憶によって創られてた無意識の判断と行動なのです。

小さい時にいつも褒められ、夢を応援してくれる人が周りにいると私にはできる!となるでしょう。
人生をまるごと変えるには無意識の行動や選択を変えることです。
未来に楽しい・嬉しい・清々しい・誇らしい情動を働きかけることによって肯定的な情動記憶を創り上げるのです。時間は未来からやってきます。

情動記憶は小さい時につくられている確率が高いです。肯定も否定も拒否できず素直に受け入れてしまう場合がほとんどでしょう。
大人は代々続いている負の連鎖を断ち切る事です。代々とは大人も同じうように受け入れてきたと思うのです。拒否できない子供、拒否できない立場の人間に負の情動記憶を差し出すことを止めるのです。
アファメーション、ビジュアライゼーション、セルフトークを使って新しい未来を創るのです。コーチングは未来に新しい楽しい情動記憶を鮮明に創り上げて人生をまるごと変える技術なのです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

<用語>
ハビット
決定している習慣

アティチュード
選択するが選ぶものは同じ習慣

ビジュアライゼーション
想像によって描く鮮明な映像

セルフトーク
1日5万回発せられている自分との会話

RAS
網様体賦活系。人に備わっている機能で不要な情報を遮断して重要な情報を通過させて知覚します。

ストコマ
RASによって見えなくなっている物。 

セルフトーク
言葉・映像・情動。思考の3つの軸。

ゴール
心からなりたい事。やってみたい事。
※誰にも言わない。

ゴール設定
現状の外である事。

信念
ビリーフシステム。過去の記憶で出来上がった正しいと思っている事。

アファメーション
ゴールの世界の臨場感を上げる技術。

ホメオスタシス
恒常性維持機能。外部環境によって寒さを感じると震える。暑いと汗をかいて心地よい状態を維持しようとする機能。

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