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へらへら笑ってろ(双極性障害の私)。<22>普通の幸せが嬉しい。

久しぶりに書いています。

晩春に躁転し、愛犬と旧友の死が続いて、鬱転。2カ月休職後に復職し、間もなく1カ月になります。もうすぐ終わろうとしている2023年、ジェットコースターに乗っているようでした。

いま、大好きなブルーノ・マーズを聴きながら、こうして文章を書けることがとても幸せです。鬱の酷いときは、音楽も本も受け付けず、ただ息をしているだけのような日々でした(息をしているだけで、実はすごいことだと最近思いますが)。今回のタイトルにしましたが、こうして、フラットな状態、つまりは普通の日常に戻って、ごく当たり前の毎日を過ごせること、ささやかな幸せを積み重ねていけることが、嬉しくてたまりません。

願わくば、この状態をできるだけ長く続けられますように。

そのためには、何はともあれ、規則正しい生活を心がけることが大事、と今回の鬱からの回復で学びました。いつもより間隔を短くして、主治医に診ていただいていたのですが、毎回「朝決まった時間に起きること」と「お布団でぐーぐー昼寝しないこと、ソファでうとうとするくらいにとどめること」をアドバイスされました。

鬱期真っただ中は、これが本当に難しくて、朝は起きたくないし(どうせ楽しくない一日が待っていると思うと、本当に憂鬱)、日中も寝逃げしたいし(起きていても頭が働かないし、身体も思うように動かないから寝ていたい)、そんな難しいことできないよ!という感じでした。それが、お薬(追加されました)が効いてきて、少しずつ心身ともに楽になってきたころから、早起きできるようになり、日中の活動量が増え、人生悪くないと思えるようになり、そのおかげで、好きなこと、ものに触れられるようになり。

要は、良いスパイラルができてきました。

当初は、1カ月の休職の予定だったのが、主治医の勧めでもう1カ月休んだことも正解でした。その間に、まだ若干残っていた気分の波もなくなり、お散歩(40分から1時間)を毎日楽しむ体力も出てきたのです。

実は、これだけの長期間の鬱期は、これまではいつも入院していました。主治医から入院の話が出なかったこと、先生のアドバイスやお薬の力を借り、友人からのサポートを受けながらも、基本的には、アパートでひとりで過ごしながら、自力で回復できたことは、大きな自信になりました。

また、仕事をすること自体がリハビリになる、という主治医のお言葉どおり、復職当初(2週間の時短勤務でした)の緊張からの疲れは、徐々に無くなり、また仕事量を少しずつ増やしていく過程で、頭の働きも徐々に普通の状態に戻ってきました(躁転時のドーピングしたみたいな、アクセル全開状態とは違います)。そして、労働後の健康的な疲れをちゃんと感じ、帰宅後はゆっくりし、今日もがんばった、と思いながら眠れる幸せ。疲れることも、健やかなものならば、幸せのもとなんですよね。

クリスマスまであと2週間、年末まであと3週間。うきうきする季節を、素直にうきうきしながら、味わっていきたいです。

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