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調味料

今は社会人になり、某社で広報責任者として働く息子。
浪人したものの、結局第一志望だった大学には落ち、別な大学への進学を決めました。

その時に、息子に宛てたメッセージ。
人生を楽しみ、味わうための「調味料」について書きました。

「受験生」だったつい先週まで、自分の人生(受験生活)が上手く行っているかどうかのモノサシの大部分は、「偏差値」というものに依存してきたと思います。

「偏差値」で、他の人との比較によって自分が上手く行っているかどうかを測定することは、こと受験という状況ではとても合理的なものなので、君もこれまでは自分が受験生として上手く行っているかどうかを測るモノサシとして、さんざん使って来たものだよね。

ただ、春からは君も大学生として、君の未来を創ることに取り組むことになります。

未来を創る時に役に立つのは、人と較べるモノサシではなくて、自分のモノサシです。

世の中には、誰かに光を当ててもらわないと輝けない人達と、自ら光を発して輝く人達の2種類の人達がいます。

そして、自ら光を発して輝く人達は、自分のモノサシで生きている人達です。

パパは、君には自ら光を発する人になって欲しいと思っています。

人生は色々なものを味わいながら行く、旅と同じ様なもの。

いつも甘いものばかりを食べ続ける旅よりも、その土地その土地ならではの美味しいものを味わいながら進む旅の方が楽しい。

同じ様に、人生という旅にも色々な味わいがある出来事があってこそ、楽しいものになるのだと思っています。

君には、この先の人生を、甘いモノも、辛いモノも、苦いモノも、スパイシーなモノも、激辛なモノも・・・、どんな味がする出来事であっても、美味しいものを味わうように生きて行って欲しいと思います。

そのために、今、その旅を楽しむためにパパが大事だと思ってることを3つほど。
言わば、人生を味わうための「調味料」です。

これは、パパもいつも出来てるわけではなくて、修業中でもあるんだけど、心にとめておいて損は無いと思います。

【人生を味わうための3つの調味料】

①今を生きること
→未来を憂いたり、過去を悔やんだりする事に今持っているエネルギーを使わず、今にエネルギーを注ぐこと。

②持っているものに気づき、感謝すること
→とかく、無いものや、不足していることに意識がいくけれど、実は既に有るもの、持っているものはもっといっぱいある。それに気づき感謝すること。

③人生は自分がドライブするということ
→自分の人生、自分でドライブした方が楽しい。生きてると常に周囲の環境や、他人から様々な影響を受けそうになるけれど、その都度その都度をどうドライブするか、どう進むのか、を人や環境のせいにせず、決めるのは自分だ。自分が選ぶのだ。という意識を持つこと。

ということで、合格おめでとう。
春からの大学生活を、美味しいものを味わうような4年間にしてください。

いい旅を。

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