堀田淳/Jun Hotta

日々のこと、歩き旅のこと、仕事のこと、ガジェットのことなどを徒然なるままに。 本業は人…

堀田淳/Jun Hotta

日々のこと、歩き旅のこと、仕事のこと、ガジェットのことなどを徒然なるままに。 本業は人の話を聴くこと。 国立大学法人東京工業大学非常勤講師。

最近の記事

焼肉

 昭和。  昭和には、かつて同時期にそれを体験していても、間近で目撃していても、自分自身がそれをやっていた張本人であったとしてさえも、令和の今となってはあれは夢だったのではないかと思えるくらいの思い出が数多くあります。  この原稿を書いている今(令和6年2月)、毎週金曜日に放映されている「不適切にもほどがある!」で描かれている昭和61年は、まさにその昭和が終わろうとしていた時期。  阿部サダヲさん演じる主人公小川市郎の言う事やる事で、いちいち「お〜、そういうのあった!あ

    • ラーメン

       2020年2月。ウイルス感染拡大防止のため、私たちの生活は一変しましたね。  私の日常の変化。まず、当時勤務していた会社が、いち早く在宅勤務を導入したので、電車に乗って通勤する必要が無くなりました。  それまでの私は、毎朝ラッシュ時間帯の小田急線に乗り、新宿経由で九段下まで通勤していました。九段下駅からオフィスまで少し距離があったので、ドアツードアで1時間半弱。往復だと通勤にざっくり3時間かかっていました。  在宅勤務になって、この3時間が丸々浮きました。つまり毎日、ま

      • 失恋レストラン

        大学二年生の冬。 高三から一浪を経て三年付き合ってくれていた彼女に「別れたい」と切り出してお別れしました。 喧嘩をしたとか、嫌いになったとかでもなく、特に、これといった理由はありませんでした。 私の「中の人」が「別れろ」と言ってたのでそうしたのでした。 以後、大学卒業まで。 同じクラスの女子はもちろん、合コンで出会った他大学の女子にもほぼ興味が湧かなかったので、その場では適当に話を合わせて楽しくやるものの、会が終わるとそのまま帰宅。 一年の半分は、大手ゼネコンの開発本部

        • 足に全くマメをつくらずに長時間歩き続ける方法

          「ソックスレイヤリング」ってすごいという話。 足にマメをつくらずに長時間歩く。 長い距離を歩くようになって10年くらい。 何をやっても、結局マメが出来てしまうので、これまではマメが出来ても歩き続けられるよう、足の修理技術を磨いて来ましたw 今シーズン、本州横断ゼロフジゼロの準備を進めるプロセスで知ったのがソックスレイヤリング。 今年試してみて、その効果に感動しています。 実際、今夏チャレンジした本州横断ゼロフジゼロ317kmで富士登山含め何日も歩いても、 そして先日参加

          立喰いそば

          小学校高学年の頃。 当時、私たちは探偵ごっこにハマっていました。 ハマるきっかけは、同級生の山ちゃん。 放課後は、毎日毎日暗くなるまで遊んでいた友達の一人だった山ちゃんが、ある時期から「今日は遊べない」と言い、そそくさと帰宅するようになりました。 毎週決まった曜日に「遊べない日」が繰り返され、理由を聞いてもはっきりした答えは返って来ません。 ただ、帰宅後山ちゃんはバスに乗ってどこかに出かけているらしいことだけは、何となくわかって来ました。 「山ちゃん、何してるんだろう?

          人生最後の一食

          「人生最後の一食は?」という質問に何と答えるか? 私は迷わず「うな重」と答えて来ました。 理由は世界一好きな食べものが、子供の頃からうなぎの蒲焼だから。 関東風に焼いたうなぎにさらっとしたタレ。 硬めに炊いた米がよく合います。 うなぎが二段になっていれば、人生最後の一食として申し分なしです。 「新選組最強の男」吉村貫一郎を描いた映画「壬生義士伝」。 浅田次郎原作の時代小説を、中井貴一主演で映画化したものです。 「愛する者のために涙を切り、人を切るーーー浅田次郎の同名時

          人生最後の一食

          調味料

          今は社会人になり、某社で広報責任者として働く息子。 浪人したものの、結局第一志望だった大学には落ち、別な大学への進学を決めました。 その時に、息子に宛てたメッセージ。 人生を楽しみ、味わうための「調味料」について書きました。 「受験生」だったつい先週まで、自分の人生(受験生活)が上手く行っているかどうかのモノサシの大部分は、「偏差値」というものに依存してきたと思います。 「偏差値」で、他の人との比較によって自分が上手く行っているかどうかを測定することは、こと受験という状

          ひとり飯

          普段、自分のためだけの時間をどれくらい取っていますか? 誰かや何かのために使うのではなく、自分のため【だけ】の時間。 瞑想を毎日の習慣としてから8年余り。 最初は5分座るのすら長く感じ、しかもその5分も次から次に絶え間なくあふれ出る雑念に翻弄され、さらに「いかんいかん、これでは瞑想になっていないではないか・・・」という雑念が湧くという繰り返しでした。 ある時、いつものように雑念まみれで座っていた時のことです。 ふと、「今ここでこうして座っているこの瞬間は、他ならぬ自分のた

          なつかしの味

          新卒で入社した会社は某都銀でした。 今でいうメガバンク。当時はまだ「都市銀行」と言われ、短縮して「都銀」と呼ばれていました。 大学三年生の頃だったと思います。 日産自動車から「セフィーロ」というクルマが発売されました。 疾走するセフィーロ。 助手席のパワーウインドウが開き、井上陽水さんが「皆さんお元気ですか?失礼します」と語りかけてくるCM。 かなりのインパクトで、当時話題になりました。 「セフィーロは33歳の人をターゲットに開発しました。33歳というのは、社会人としての

          はじめの一品

          日々、特段考えも巡らせず「自動的」にやっている事にはどんなことがあるだろうか? その問いを自分に当てはめて考える前に、ChatGPT(GPT-4)に「「日々、特段考えも巡らせず「自動的」にやっている事」のメリットとデメリットは何ですか?」と聞いてみた。 すると、 メリット: 1. 効率性 2. 安定性 3. 意思決定の負荷軽減 4. 習慣の強化 デメリット: 1. 柔軟性の欠如 2. 成長の停滞 3. 自動的な悪習慣 4. 物事の見逃し の各々4つだよ。 と、即座に

          はじめの一品

          ちょうどいい電車

          自宅最寄り駅から小田急多摩線に乗る。 平日昼間に都内に出る時は、20分に1本程度走っている各駅停車新宿行きに乗ることにしている。 出世魚みたいに、新百合ヶ丘から急行新宿行きに変わるからだ。 小田急線も平日昼間は急行とは言え、座席の半分以上は空いていて快適。 ただ、新百合ヶ丘駅で面白い現象が起きる。 せっかく空いてて快適な急行なんだけど、新百合ヶ丘で多くの人たちがそそくさと、急行より停車駅の少ない快速急行に乗り換えるのだ。 快速急行を見ると、昼間でも混んでいるのが遠目にもわか

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