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CD音楽データをブルーレイレコーダーでリッピングする話

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ここのところ、オーディオネタを連載していますが、今回は

音楽データのデジタル化について。

とは言っても、アナログレコードをデジタル化するのではなくて、CD音楽データを蓄積しておくという話題です。

なーんだ、それCDリッピングをしてハードディスクかNASに音楽データを保存するっていうことでしょ?

はい、そうです。

リッピング:音楽CDのように、本来はパソコン用のデータとしては情報が記録されていないディスクからデータを抜き出し、ハードディスクなどに記録する作業を指します。(コトバンクより https://kotobank.jp/word/%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%B0-9776)

もうCDは購入しても置く場所がない。しかし音源は聴きたい。

5千枚以上CDを持っていた時もあったが、数年かけて売却して、数百枚まで減らした。今は置き場所がないという大きな理由からほとんどCDは買っていない。

しかし、ネット音源は圧縮された音だからか、ゆっくり音楽を楽しむという感覚ではない。

欲張りなことを考えた末、使えるサービスを見つけた。

それはツタヤディスカスという定額CDレンタルし放題サービス。

レンタルCDをリッピングしまくってはどうか?


これはひと月に定額1,865円+税でCD、DVDが借り放題。

宅配レンタルの流れは以下

ゆうメールで2枚ずつディスクが配達される
届いたディスクを聴いたら、再びツタヤに返送。
返却が確認されると、また次に希望のディスクが2枚郵送される。

この繰り返し。定額価格を考えれば、かなり使えるかも、と思った。

聴きたいディスクを検索してレンタルするリストはスマホのアプリからでも管理できるので、ツタヤに在庫があれば、レンタルできるのでCDを買い増しする必要はない。

かつ郵送宅配なので、お店へ行く必要がない。

行ってもいいが、ツタヤレンタルショップで欲しい音楽CDが揃っているわけではない。

検索すれば廃盤になったCDもあるし、関心のない音楽CDもダメもとで積極的に聴く気も起きる。

※もちろん著作権があるので、個人が楽しむ範囲でのリッピングならば問題なしということです。現在DVDリッピングは違法とされていますが。

Apple MusicやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスとの違い

これは好みという前提で。

音楽ストリーミングはネット環境ありきだし、音質も今のところまだCDほどではない。有料版を使うまでもないと思う。

CDの中でもストリーミングサイトに挙げられていないものがまだ数多くあるので、ツタヤディスカスはそのこぼれ落ちた音源を自分の手元にデータを蓄積するためのもの。

とりあえず、有料音楽ストリーミングサービスは解約する。

CDリッピングと再生環境づくり

ではCDリッピングしてデータを再生できる環境を作ってみよう。

私もiPodを使っていた時はiTunesでリッピングをしていたが、今回は汎用性を考え、フォーマットをflac.に統一する。

flac.未対応のiTunesは今回は使用は考えない。

調べると、このリッピング・再生の環境を作るには意外と機材を必要とすることがわかった。


簡単に一般的なCD音源をリッピングしてデジタルデータ化する手順を書く。

CDをCDドライブに読み込ませ、Mac(PC)のリッピングソフト(iTunesなど)にファイル形式を設定してデータ化する。
保存先はNAS、HHDやPC内のHHD,SSD。
再生には家内LANを介してネットワークオーディオプレイヤー→アンプ→スピーカー

図解すると簡単だったかもしれないが、機材の数が多数あることがわかると思ったのであえて文字にしてみた。


私はこれをする際に面倒な部分として

Mac、PCを介さないと音楽データが蓄積できない
NASか外付けHDDを買う必要がある
再生にネットワークオーディオプレイヤーか、NAS対応の機材を買う必要がある。

コストもかかるし、かつ良好な音質にするにはなかなか大変だ。


BUFFALOのサイトに詳しいが、これをまともにやろうとしたら、私の構築するシステムの概算コストは

NASに35,000円

ネットワークオーディオプレイヤーに25,000円

計60,000万円の出費。

CD音源をデータ化するのにもこれだけコストがかかる。しかも機材の配線が複雑になりすぎる。

どうせならシンプルに、CDリッピングしたらHDDに自動的に音楽データを保存でき、再生できるものはないか? かつ低価格で!

そんな都合の良い機材があるのか!?

これがなかなか探せなかったが、やっと発見。

しかも一択。

パナソニックのDIGAというブルーレイレコーダー。

私はテレビは一切見ないので録画機としては使わない。

ブルーレイレコーダーは各メーカー揃って出しているが、CD音源をリッピングしてレコーダーのHDDに保存できるのはこのDIGAしかない。

しかもファイル形式はflac.とwav.対応なので私にとっては好都合。

問題は価格。

探したらビックカメラで型落ち品が43,000円で売っていたので、これや!!と決めた。(Amazonだともう少し安いが。あと新製品だと10万円超えるので、これ買うならNAS買うわね。)

1TBと容量はもう少し欲しい気がしたが、外付けのHDDで3TBくらいの容量を後日用意すれば問題なし。

別にパナソニックの回し者ではないし、音楽ファイルを保存するのにブルーレイレコーダーをわざわざ購入する人もいないと思うのだが、あくまでも1つの選択肢としての私のやり方を紹介しておく。

NASやネットワークオーディオプレイヤーがあればこんなものに手を出す必要はない。

逆にNASもネットワークオーディオプレイヤーもPCもない場合は有効な音楽テータ保存方法になりうる。(アルバム名、曲名をネット上で探して表示保存してくれるため、ネット環境は必要だと思う)

しかしこのレコーダーは私の環境にとってはCDリッピング・再生には最善の選択肢であった。

ポイントはHDMI出力から音声を取り出す部分。ここはコンバーターやAVアンプを使えば再生もできる。

私はすでにコンバーターをAmazonで買って持っていたので、それを流用した。

約1,800円。音質的も私の耳では問題なし。耐久性や不具合は未知数。

CDリッピングの実際

レコーダーにCDを入れると再生かHDDに保存かを尋ねられるので、リッピングの場合はHDDに保存を選択。フォーマットのデフォルトは flac.だから特に設定は変更しない。タイトルはネット回線(無線有線どちらでも可)で検索してくれる。

リッピング時間は1枚のCDに7分間ほどかかるようである。再生はHDDを選択して聴きたいアルバムのタイトルを選択するだけ。簡単だと思う。

今後考えるのは増えるアルバムの検索性の問題だが、スマホからも操作が可能らしいので、意外と楽かもしれない。

テレビを観ないので、ブルーレイレコーダーのことを考えなかったのでえらく遠回りしたような気がするが、おかげで色々知識が得られた。勉強になった。


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