見出し画像

年末年始で親にスマホをインストールする!4day ブートキャンププログラム 後編

前編はこちら

Day3: インターネットの世界へようこそ!~ネットを理解する5つのエレメント~

さあ、インターネットの世界に突入するぞ!

「え?FacebookやLINEつかってる時点でもうインターネットしてるじゃん?」

そのとおり。若者は自然とそう思うでしょう。

しかし、いきなりFacebookやLINEを使い始めたガラケー親は、それらがインターネットから切り離された独立した機能だと誤解してしまうのだ。

これはあとで悪い意味で効いてくる誤解の一つ。様々な共通言語が使えなり、指導を困難にする。

・LINEやFacebook内のリンクを踏んでアプリ内ブラウザが立ち上がったとき、リンクやURLの概念をわからない場合は二度とそのリンクにたどり着けなくなる。「Facebookで一瞬出てきたアレ、またみたいんだけどなぁ」という質問は永遠に闇に葬り去られる。
・「URLをコピペして、Chromeにうつして...」という指示が成立しないと、「このフォーム入力して!」というミッションが困難を極める。アプリ内ブラウザでのフォーム入力は、ログイン情報が保持されないので大混乱を招き、詰む。

URLのやりとりをスムーズに行うためには、インターネットの基本的な構造を理解してもらうことが重要。とはいえご存知インターネットは広大で複雑怪奇だ。どこからおしえたらいいねん?

教えるべきポイントはこの5つだ!
・インターネット
・URL
・ブラウザ
・アプリ
・ログイン

正確性よりも直感的な理解が大事。小難しい専門用語は禁物。私が親にした説明を参考までに記す。

「共有」「リンク」マークは発見が難しいので、LINEとFacebook、YouTubeでは手取り足取り体験させたほうがよい。

これで、親はURLを使ってChromeとアプリ間を飛び回れるようになり、アプリごとにログイン・ログアウトを行うことができるようになる!

Day4: 卒業試験 ~URLとスクショを私に送って!~

さあ、ここまで終わったらいよいよ初年度の大目的”URLとスクショをLINEで送る”を実行してもらおう。

<DAY4演習>

演習1: ChromeのURLをコピー→LINEにペースト→送る
URLは画面上部の検索BOXに書いてあるので、長押しの文字選択からのコピペさえできればそこまで難しくはない。

演習2: FacebookやYouTubeの特定ページのURLを取得→LINEにペースト→送る
例のマークを発見し、そこからスムーズにURLを取得し、コピーできるのか!?
ディープリンクは便利だが、混乱を招くので初年度はあえて無視。基本的にURLを基準としたやりとりを体に覚え込ませよう。

演習3: スクショを撮ってLINEに添付送付
カメラやスクショで撮った写真は写真アプリにあることを教える


親をスマホ化する意義とは?

いろいろ便利になる!楽しい!というのはもちろんメリットだが、一番の意義はより安全に暮らせるようになること思う。

将来IoTが普及してスマートホーム化すれば、親になにかあったときもすぐ気づくことができる。しかし、窓口となるスマホを親が使えなければ効果は半減。支払いを全部スマホ管理にして子供と共有できれば、詐欺に合う可能性を下げることもできる。

親が要介護なるより前に、助走期間をもってスマホ世界になれておいてもらえると、お互いのQOLがぐんと高まるだろう。


次回、追加で入れたい親向けアプリ特集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?