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24歳、鬱病になる。ー①就職

私24歳にして、今年2023年の1月に鬱病と診断を受けました。

鬱病になった私に起きたことや、そこから立ち直れるにようになるまでの姿を、自分なりに整理して、書き起こしてみたいと思います。

自分のために、そして同じような境遇の人の何かの一助になればよいなと思っております。


私が鬱病になった直接的なきっかけは、昨年に就職、そして退職した会社が大きく影響していると思われます。

「では、なぜそんな会社に就職したのか?」ということについて、書き記していきたいと思います。

といっても、私はその会社に入ったこと自体はあまり後悔していません。ただほんの少しだけ、巡り合わせが悪かったとは思います。

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私が就職したのは、私の地元を拠点に展開している学習塾の会社でした。私の勤務形態は、専業講師でした。

私は県外の大学に進学していましたが、色々なことを考えて地元に戻って就職したいと思っていました。また、教育に携わる学科を専攻していたこともあり、希望通りの就職先だと思っていました。

ただ、4月に内定をいただいてから、すぐに就職先を決めてしまったという点では、早急な決断だったかもしれません。でも、インターンシップや説明会、面接などで就職先の社員の方の人柄に触れて、ここなら安心して働けるかもしれないという想いを持ったのは確かでした。なので、たとえその後に就活を続けていたとしても、最終的には同じ選択をしていたような気がします。

塾講師という職種に不安を持っていなかったと言えば、そういうわけでもありません。ネットで検索すれば「激務」という口コミがいくらでも出てきました。「ブラック」という単語も目に付きました。でも私は、体力には自信がありましたし、何より勉強をすることが好きでした。なので、何とか乗り越えられるだろうと楽観的な考えを抱いていました。

就職する前には、内定式を含め、何度かの内定者研修がありました。私が働いていた会社では、新年度に合わせて3月から新人講師もクラスを受け持ち、授業を行うことになっていました。なので、その前に模擬授業などを通して入社前からしっかりと塾講師としてのノウハウを教えていただきました。また、内定者研修の度にそれなりの量の研修課題も出されていました。

研修は学生としてはハードなものでした。その一方で、当時の私は、これから本格的に社会人へなっていくことに、にわかに心躍る気持ちも持ち合わせていました。

それから時が過ぎるのは早く、気が付けば卒論もすっかり提出してしまって、卒業単位も修得し、引っ越しも完了していました。

そして2022年3月、私はスーツにネクタイを締め、いよいよ塾講師としての第一歩を踏み出すことになりました。


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