低位株について
※このnoteの記事は個人的な解釈で書きますのでご了承ください。
低位株ってなあに?
一般的には株価の低い銘柄を指し、個人的には300円以下が目安だと考えております。
また、低位株の中でも発行株式数が多く、財務や業績がぼろぼろのものを「ボロ株」と解釈しています。
なぜ低位株は人気がないの?
一言でいえば地味だから。極端な例だが、
①1000円の銘柄が1500円に値上がりした場合、
値幅は500円で上昇率は+50%
②10円の銘柄が15円に値上がりした場合、
値幅は5円で上昇率は+50%
同じ金額分買ったとすると当然同じ利益が出せます。
しかし、①のパターンの方が値上がりが派手に見えますし、SNSで映えます・・・。
低位株って何がいいの?
・低資金で参加できる
例:資金10万円
A. 株価1000円・・・100株(1単元)しか買えない。
B. 株価100円・・・・1000株(10単元)買える。
Aの場合だと、購入した株価のみで売買しなくてはならない。
Bの場合だと、複数回に分けて売買することができる利点がある。(後に詳しく説明)
・分散投資しやすい
有名な言葉に「卵は一つのカゴに盛るな」というものがあります。
どんなに有名な会社でも、不正が行われたり倒産することもある。
1銘柄にツッパしてしまうと、このような場合に退場に繋がってしまう。
しかし低位株は株価が安く、多くの銘柄数を保有しやすいため、リスクを分散することができる。それでも、むやみやたらに銘柄数を増やすのではなく、十分目の届く3~5銘柄くらいに絞るのがいい。
・銘柄数を絞れる
株式市場には4000を超える銘柄が存在します。ですが、低位株のみに絞ってスクリーニングを行うと300銘柄以下まで絞り込むことができます。そのため負担が少なく、兼業の方でも参入しやすいです。
・仕手化する銘柄が多い
株価が低く、浮動株の少ない銘柄は手が入りやすく、突如大幅に上げる可能性が高い。[7831 ウイルコ] とかそうですね。
低位株の悪いところ
・基本的に含み損である
間欠泉を狙う低位株投資は基本的に下落が止まり横横に推移しているときに集めることが多い。また、ちょっとしたことで下げやすいため保有株全体で含み益になることは少ないです。逆に保有株全体が含み益だと、日経全体が下落するサインととることもできます。このメカニズムに関しては、また追記していきます。
・倒産や上場廃止になるリスクの高い危険な銘柄が多い。
株価が低いまま放置されているということはなにか問題があるはずである。
長期間赤字、有利子負債が多い、自己資本比率が極端に低い等、しっかりと理解してからリスクを取って投資する必要がある。最近だと、五洋インテックス、レナウン、オンキヨー等が上場廃止または倒産しています。
・ファンダメンタルズが通用しない銘柄が多い。
最近の動きを見ていると、注目されやすいPERやPBRなどは意味をなしていないことが多い。低位株は基本的に材料の連想ゲームやIR、突然の噴き上げで上げることが多いためあまり重視しなくても良いと考えてます。
・間欠泉や噴き上げが起こるまでに数週間から数か月かかることもある。
間欠泉が目立つ「7831 ウイルコ」でも噴き上げまで4か月以上開けることもある。そのため、買うにあたった根拠をしっかりと持ち、忍耐強く握っておく必要がある。
・兼業だと間欠泉を逃してしまう。
間欠泉は早いもので30分もしないうちに元値に戻ることも珍しくない。兼業で仕事をしていると余裕で逃してしまう時間である。指値をこまめにしておくと防げますが、何かと面倒であり、その指値以上まで噴き上げていたりして悔しい思いをすることも多々あります。それでも利確できただけ勝ちですから気にするだけ損です。
・株価が低いと値幅が限られているとの思い込みから、損切りがしにくい。
低位株のスクリーニング
おすすめのサイトは TRADER'S WEB です。
個人的に使用する項目は
1.株価(終値)
300円以下
2.時価総額
100億円以下
この2つの項目しか使用しません。値に関しては、その時の地合いやトレンドに沿って柔軟に変更しております。
低位株のトレード方法
待ち伏せ投資(間欠泉)
低位株はこれが醍醐味です!!
株価が横這いや小さくしか動かないときに安値で買い集める。
そして大きく噴いたら売る。
ただこれだけ。簡単でしょう。
おすすめ書籍
①株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書
②目指せ10倍 低位株投資ライブセミナー
③低位株待ち伏せ投資
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