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【クリスマスシーズンのヨーロッパ】中世の宝石箱・ローテンブルクのクリスマス

ドイツ・ロマンチック街道の人気観光地、ローテンブルク。
正確には、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーといいます。

城壁で囲まれた小さな中世都市で、「中世の宝石箱」と謳われる、歴史の香り漂う美しい街です。

私もドイツの中で最も好きな街で、ドイツ旅行のたびに訪れています。


ローテンブルクで最も美しいと言われるスポット「プレーンライン」
ローテンブルクの各店舗は、美しい細工の看板を掲げている
ローテンブルクのマルクト広場
旧市街西部の門・ブルク門
その名の通りお城のような構え
あの城壁の真ん中の口を開けた仮面は、侵入してきた敵に煮えたぎった油をかけて撃退するためのものだったとか!?
じゃあ、あの壁の染みは油の跡?


その中世の宝石箱・ローテンブルクの街が、クリスマス時期にはいっそうロマンチックに光り輝きます。



ローテンブルクへのアクセス

ローテンブルクは、あまりアクセスがよくないです。
特に冬期はイマイチ。

夏場なら、ロマンチック街道を走行する「ロマンチック街道バス」が停車しますが、これが運行されるのは4月~10月の間のみです。

すると冬場は鉄道でアクセスすることになりますが、このローカル線が非常に乗り換えが多くて面倒くさいのです。

たとえば、バイエルン州都ミュンヘンからアクセスする場合、

ミュンヘン中央駅→ニュルンベルク→アンスバッハ→シュタイナッハ→ローテンブルク・オプ・デア・タウバー

と、4回もの乗継をしなければなりません。

ロマンチック街道周辺は、あまり鉄道が整備されてないのが現状なのです。

ローテンブルク駅は小さな無人駅ですが、同じ場所で降りる観光客が大勢いるので、おそらくすぐわかると思います(笑)。

駅の向かいには大型ショッピングモールが建ち、スーパーマーケットのKauflandが入っています。

駅前のアンスバッハ通りを北上していくと、やがて旧市街のレーダー門が見えてきます。
この門をくぐると、いよいよ「中世の宝石箱」に到着です。

クリスマスのローテンブルク

クリスマス時期のローテンブルクは、クリスマスツリーやデコレーションが施され、かわいい街がよりいっそうメルヘンに彩られます。


所々ツリーが飾られた旧市街
木組みの家のとのコントラストがメルヘン
ある家の前のクリスマス飾り
サンタの隣りはカオナシ?
クマの店番?
こっちにもサンタベアが
観光客用のマイクロバスか?
ツリーと甲冑の組み合わせがなんかいい(笑)

そしてマルクト広場では、クリスマスマーケットが開催されます。

今年度の開催期間は、2023/12/1~12/23です。



クリスマスマーケット開催中のマルクト広場
クリスマスマーケット開催中は、小さな広場が非常に混み合う
寒空の下、グリューワインを飲みながら語り合う人々
お菓子屋さんにはローテンブルク銘菓シュネーバルも売られていた
(左端ケース)

また、マルクト広場近くには、クリスマスショップ「Käthe Wohlfahrt - Weihnachtsdorf」があります。

いかにもメルヘンワールドなクリスマスショップ・Käthe Wohlfahrt - Weihnachtsdorf
Herrngasse 1, 91541 Rothenburg ob der Tauber, ドイツ
1年中営業している


ゴージャスなオーナメントが、種類豊富に取り揃えられています。
クリスマスマーケットと併せて、ぜひ覗いてみてはいかがでしょうか。

夜のローテンブルク

ローテンブルクのクリスマスマーケット営業時間は、月~木が11時~19時、金~日が11時~20時と、比較的早く店じまいしてしまいます。

元々小さな街なので、夜は静まるのが早いのです。

そんなクリスマス市がクローズした後、ひっそりとライトアップされた旧市街を歩いてみると、それはそれでとてもロマンチックでした。


クリスマス市がクローズし、人が引いた後のマルクト広場
夜のプレーンライン
小さなツリーが輝いている
ローテンブルク旧市街を照らすクリスマスライトは、シンプルで温かい光
各店のショーウィンドウも、ライトアップされて幻想的
テディベアの店のショーウィンドウ
ツリー状にディスプレイされたシュネーバル
お菓子屋さんのかわいいショーウィンドウ


昼間は観光客で賑わっているので、私は朝か夜にこの街を散歩するのが好きなんです。

人通りのない石畳に自らの足音が響き渡るたび、このまま中世の世界に誘われるんじゃないかという錯覚に陥ります。


クリスマスライトとクリスマスの装飾で光り輝くローテンブルクは、まさに「中世の宝石箱」と呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。

もともと美しく人気のある街ですが、私は特にクリスマスシーズンがおすすめだと思います。

ローテンブルク銘菓のシュネーバル(油で揚げた硬い生地に砂糖やチョコレートでコーティングしたもの)をかじりながら、クリスマス市の物色なんていかがでしょうか?

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