見出し画像

小学2年生が映画「空母いぶき」を見る

今日は息子と二人の時間。お天気も良かったので、お友達を誘って外に遊びに行こうかと話していたけど、お友達は予定あり。最近二人になると映画館に行くことが多いので、また行ってみようかとのことに。でもちょうど入れ替えの時期なのか子供向けの映画で息子が見たいものがなくて別のことにしようと話したものの、前日の遠足でかなり暑さに参ったようで「今日は外では遊びたくない、もう映画の気分」と予定を変えてはくれなかった。冗談で「お母さんは空母いぶきとか見たいけど」と冗談交じりで話しながら、予告動画を見せると飛行機や船の戦闘映像に魅せられたのか「これ見たい」と見る気満々。上映時間を見ると2時間14分。大人でも長いぞと思いながら、「途中で寝てもかまんけど、お母さん最後まで見たいき、途中ではでていかんで」と約束をして見に行くことにした。

館内に入ると息子のような子供はおらず、大人ばかり。大丈夫かなあと思いながらも、いつものようにポップコーンとコーラをもって席に着いた。

始まりから漢字たくさんのテロップ。特に私に「なん書いちゅうの?」と聞くこともなく、静かに見入っている。途中知っている役者さんが出てくると嬉しそうに目を合わすも、その他はほとんど声を私にかけることなく。最後まで集中してみていた。

感想を聞くと「わからん」と言いながら、少しして「気に入った」とのこと。帰りの車では少し興奮気味に「あの旗は何の旗やったが?」「飛行機に乗っちゅう人は1人やったが?一人はこわいろうね」「あの潜水艦は大丈夫やったが?」と矢継ぎ早に質問が。家に帰りつくまで「戦闘と戦争はどう違うの?」など息子にわかりやすい言葉で憲法9条についての話などし続けました(笑)

私自身も映画の内容が本当に今の私につながるキーワードだらけでもう一度この映画ができた経緯や監督や原作者が伝えたいことを知りたいと思って、久しぶりにパンフレットを購入。すると、そのパンフレットをまた興味深そうに見ながら、「ここを読んで」と言われました。前から政治や戦争の話など私たち夫婦がニュースを見て話しているのを聞いているせいか、ほかの子供たちが発さない言葉を外でも言っているようで、他の保護者の方に「琉心くんはよく知ってるね」と言われたことがありました。息子は8月15日生まれ。予定日は8月23日でしたがその日は満月で私は産気づく前の日この子は8月15日に生まれる気がすると思っていました。その日に生まれたら「平和」にまつわる名前を付けたいと思って考えていたほどでしたので。平和の字を充てることはできませんでしたが、太平洋戦争の中でも私が思い入れのある唯一本土決戦の地になった沖縄の「琉球王国」の「琉」の文字が画数もよく言霊のひびきもよかったので「琉心」という名前を付けました。

最近私の中でおそらく過去生にまつわるキーワード「太平洋戦争」

このキーワードを紐解くことで、「世界平和を願うこと」「国の変化を望んでいること」が今やっている人の強みを生かして個がつながり連携して循環していくことにつながるような気がしています。

この映画で感じたキーワード「つながる」「仲間との信頼関係」「たたかう覚悟」

自衛官の方たちのこれから起こるかもしれない現状になった時の自分たちの立場のうえでの仲間との信頼関係、決してゆるめることのない緊張状態の中の判断力・決断力、自分だけでなく国民の死を意識したときの覚悟や信念。自衛官だけでなく政治家やニュースを伝える人たちみんなが日本のこれからを思い行動する姿。まさに明日はどうなるかわからないと常に死を意識し、生きているだけでありがたいと思えていた戦時中の人たちの思いと重なった気がしました。死を意識する状況になった時に、たたかった相手を敵としてみるのか、自分のことを振り返ることができて、目の前のたたかった相手に武力を向けずよりそい、共感して、つながり、一緒に前を向いていくことができるのか。これもまた剣が強かったけど剣を使わず日本を変えていこうとした坂本龍馬を思い出されました(幕末も大好きです)。

なんだかまとまりませんが。。。

とにかく小学校2年生の息子も興奮した映画。覚えておきたいなと思います。