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シュノーケリング🤿

入院中の92歳の義父がまだ意識がしっかりしているうちに、孫である私の次男に面会に行ってほしいと考えていた。

次男は平日だと仕事で忙しいので、休日のフットサルサークル⚽️の練習後、何とか時間を作ってもらい一緒に病院へと向かった。

私とは違って次男はとてもアクティブだ。

🏥

個室の義父の病室に入ると、酸素吸入器が外れてなくなっていた。酸素飽和度が正常になったのだという。

しかし点滴はまだ付けたまま。

それでも今までの張り詰めた病室の空気が少し和んでいた。

次男は、何か義父との会話を盛り上げなければと最初から考えていたのだろう。普段家族の中では無口な彼が、11月の連休に沖縄へ行き、初めてシュノーケリングをして海の中がとてと綺麗だったという話しとか、先月御岳山にハイキングに行ったことなどを立て続けに話していた。

病室で食事も取れず、点滴だけの高齢の病人にする話としては楽し過ぎる話しだった。

しかし、さっきまで虚な表情だった義父の顔はだんだん生き生きとしてきた。

義父は昔山登りが趣味だったそうなので、いろいろと思い出したのであろう。とうとう大山(たぶん神奈川県のおおやま)の話しを自分から話し出した。

入れ歯を外しているので何を言っているかはよく聞き取れないが、多分、昔大山を登った時の話しをしていたのだろうと推測する。

やはり若い人のエネルギー💪✨は凄い。義父の心を穏やかにさせ話しをするパワーを与えたのだ💫


🤿


それにしても、次男はお金がないといつも騒いでいるくせに沖縄の海へシュノーケリングをしに行っていたとは👀❓❓

私が20代の時ってこんなにパワフルだったろうか。

次男ほどではないにせよ、私も今よりはやりたい事を見つけてよく動いてたように思う。

やはりお金は身体が動いてやりたい事がある若いうちに使う方が価値がある。

現にこうやってシュノーケリング🤿をしてきた体験を話すことによって義父にも私にもパワーを与えてくれているのだから。

私は泳ぐのは苦手だからシュノーケリングはしないと思うけれど、旅行に行って綺麗な海を眺めたり、自然を観て感動を味わうことには、もう若くはないけれどもある程度お金を使いたい。

高齢になって身体が動かなくなっても、それらの感動は心の中にしまっておいていつでも取り出して眺めることが出来ると思うから。

今年の夏に訪れた美しい出雲の稲佐の浜


感動や佳き思い出はお金にはかえられない大切なものになるであろう💫

そんな事を気付かされた1日だった。

最後まで読んで下さりありがとうございました😊


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