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泣いて笑って推して。韓流自分史ふり返り

こんにちは、じゅんぷうです。もう11月ですが今年はあまり韓国ドラマ視聴が進まなかったので、秋の夜長にこれまでの韓国ドラマ・映画作品とのおつきあいを振り返ってみます。

いちばん最初は『シュリ』でした。日本での公開は2000年。わたしの韓流史は2000年から始まりました。

ハン・ソッキュとキム・ユンジン

韓国の情報部員と北の工作員の恋。このどうにも超えようのない大きな障害、半島の現実というものが、この当時はまだ自分の中で映画のエンターテイメント性に勝ることはなかったのですが、この作品があったからこそ南北問題も考えるようになったし、この20年後に『愛の不時着』が刺さったのだろうなと感じております。そしてソン・ガンホと出会った作品でもあります。

お次は『JSA』。日本公開は2001年。南北の共同警備区域「JSA」で起こった事件の顛末が描かれています。この時点ではわたしの中では韓国作品=社会派、しかも38度線によって観客の感情えぐってくる2作品を最初に見てしまったわけです。

ここにもソン・ガンホ

さあさあそして!2003年です!冬ソナがやってきます!!当時、韓国エンタメのムック本をライターとしてお手伝いすることになって、ぶっちゃけ半分仕事で見た『冬のソナタ』。個人的にはヨン様は刺さらなかったけど、『シュリ』や『JSA』では見られなかった抒情的な風景には確実に惹かれました。そして『JSA』で出会っていたイ・ビョンホンの『美しき日々』や、クォン・サンウの『天国の階段』は止められなくなりました。いずれもチェ・ジウがヒロインなわけですが。『チャングムの誓い』も見てたけど最後まで見た気がしない。

このころ取材でナマのお姿を拝見したのは『ブラザーフッド』のPRのときのチャン・ドンゴン様、お料理本(え?)を出版したときのリュ・シウォン、ソン・スンホンのファンミ!ヨン様も壇上のお姿は見ました。映画『スキャンダル』PRのときかな。『ホテルビーナス』では草彅くん。

イ・ジュンギ会いたかった

ヨン様の経済効果って何千億でしたっけ?突然すぎるビッグウェーブに、20年前、韓流エンタメの日本PRは急ごしらえ的な現場もあったりして、新しいマーケット誕生の混乱の一部を見ていたのだと思うと感慨深いですね。

試写含めていろいろ見た中でもおそらくもっとも衝撃だったのが2003年『殺人の追憶』。南北問題以外での実際の事件や事故の生々しい記憶を観客にも背負わせつつエンターテイメントとして引き込む、韓国映画のトンガリっぷりに震えました。このときのソン・ガンホが見せる物語の中で変容していく人間、それはのちの彼の作品『タクシー運転手』『パラサイト』にも通じます。

逮捕前の犯人もこの映画を見たという…

2000年代初期で忘れちゃいけないのがチョン・ウソン。『私の頭の中の消しゴム』が代表作といえるかもしれませんが、わたしが出会ったのは『MUSA-武士-』での寡黙なロン毛武士です。このキャラクターとビジュアルがタイプすぎて見た瞬間ギャー!でした。『上海グランド』『モーテル・カクタス』『ユリョン』『トンケの蒼い空』そして消しゴムあたりまでは追いかけていました。

チャン・ツィイーがまたよき高慢姫ぶり

チャ・スンウォンにもハマりました。『アタック・ザ・ガス・ステーション!』『リベラ・メ』『風林高』『ジェイル・ブレーカー』などなど。ミステリーチャンネルで見てたドラマ『ボディガード』が好きで、韓国一般家庭のリアルな生活感や文化はこのドラマでやっと身近に感じられました。たぶんこれ以前に見てきた作品って、軍隊もの以外は極端な格差が軸にあったりして現実味がなかったのですね。とにかくチャ・スンウォンに夢中だった時代があったので、昨年のドラマ『私たちのブルース』で20年ぶりに彼と再会したのが作品テーマにも合っていて感情移入しまくりだったのです。

イケオジが過ぎますって

こうして2007年ごろまではいろいろと見ていましたが、なんとなく10年ほどブランクができます。2017年にテレ東の韓流プレミア枠でイ・ジュンギ『麗-花萌ゆる8人の皇子たち-』と出会うまでは…!

わたしもタイムスリップに備えてたっけ

激しいロスに陥るものの、このあとは2019年に同じく韓流プレミアでハ・ジウォンの『病院船』を見ていた程度。そして2020年、コロナ元年のステイホームとともに韓国作品視聴が定着し、noteに記録を始めるにいたります。

そうでしたね、『愛の不時着』でク・スンジュンロスになってキム・ジョンヒョンのオンラインファンミとか視聴してましたね。

2021年には『ゴハン行こうよ♥』でユン・ドゥジュンに出会ったことでHIGHLIGHT(元BEAST)のペンになり、コロナ明けてLIVEも行けるように。

鼻声なところも好き

振り返ったら韓流自分史は自分の推し史でした。次々にぶっ刺さってくる韓国エンタメ。この3年間で見たタイトルは書ききれません。時代劇含めていろいろ見る中で朝鮮の歴史や南北問題についても深堀りしました。『シュリ』も今見てみたらきっともっと発見があるに違いありません。学びのきっかけとたくさんの刺激と感情を与えてくれて감사해요!ユ・アインが帰ってくるのを待ってます!!

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