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『VIVANT』の影響で10年ぶりに見た『ゴールデンスランバー』で泣いた

こんにちは、じゅんぷうです。この夏は4年ぶりに打ち上げ花火が見れました。

さてわたしも日曜劇場『VIVANT』に夢中のひとりですが、商社マンの堺雅人がバルカ共和国で爆破犯として警察に追われ、ひいては140億円の誤送金の犯人に仕立て上げられ…という展開になった時点で「これは『ゴールデンスランバー』?」

そして3話で初登場した濱田岳は堺雅人を陥れようとした人物を突き止めるため、公安に協力するホワイトハッカー。四面楚歌の堺雅人を救う展開に「こ、これは…!!」となってひさびさに『ゴールデンスランバー』Blu-rayを引っ張り出した次第。

2010年公開『ゴールデンスランバー』は伊坂幸太郎の同名小説が原作。堺雅人演じる宅配ドライバーの青柳雅春が首相暗殺犯に仕立て上げられてしまう仙台を舞台にした逃走劇。濱田岳は仙台を震撼させている通り魔「キルオ」で、このキルオが青柳のピンチを救い、逃亡を助けてくれる。キルオはサイコな天使です。

公開当時、映画館に4回観に行きました。劇中で打ち上がる花火に心を撃ち抜かれて、見るたびにスクリーンの花火で泣いてるんです。久しぶりに見た今回は竹内結子を見ただけでも泣けましたが。

いくどとなく出てくる青柳のセリフ「やってません」「俺はやってない」も『VIVANT』とシンクロするものの、『ゴールデンスランバー』のテーマは習慣と信頼。ミステリーであり鮮やかに伏線回収されるエンタメであることは間違いないのですが、習慣と信頼が物語を動かし、孤立無援の青柳の救いとなるのも習慣と信頼。永島敏行やキルオのような飛び道具もテンション上がるし、習慣と信頼ということを胸に刻んで見ると一層泣けます。

今だったらラジコンヘリじゃなくてドローンだろうし、PSP! ワンセグ!! iPod!!! 13年でこんなにもわたしたちを取り巻くツールが変わるなんて。あと『マルモのおきて』前の鈴木福くん!堺雅人×香川照之も含めてキャスティングも噛みしめると味わい深い作品です。やっぱり何度でもあの花火を見たい。『VIVANT』でもどでかい花火が上がるかしら。

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