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フィンランドの野草を食べてみた③ヤナギラン

 夏の終わりごろ、ピンク色の花をたくさんにつけるヤナギラン、フィンランド語でmaitohorsmaといいます。アカバナ科の多年草。フィンランドの南ポフヤンマー県の花にも指定されており、フィンランドではよく見る花のひとつです。

 フィンランド名にはmaito=ミルク、という言葉がはいるのですが、茎を折ると白い液が出るからだ、とか、ヤナギランを食べた牛はいっぱいお乳を出すと信じられていたから、だそうです。


 5月頃から新芽を出します。その頃収穫するとアスパラガス的な味の山菜としておいしくいただけます。新芽の時期は苦みが少なくて、本当においしい。(伸びてくると苦みを感じます)私は何度も収穫、パスタやスープ、パイなどにしていただきました。春だなーと思いながら。

 ヤナギランは英語だとFireweedといい、火事後に生えてくる植物として知られます。フィンランドで火事が多いわけではないですが、湿地が多いので攪乱された後に生えるのかな。

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