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ゼロヒャクの生き方

 村上春樹さんの何が好きって、次のステージに飛び込む潔さ。

 まぁ、私の場合は大病して一度死にかけているので、人より余計に思うのかもしれませんが、多くの人は、たった一度の人生だということを忘れているんじゃないかと。死なないと思ってません?自分のこと。死ぬときが必ずきます。死ぬときに意識があろうがなかろうが、意識が消えかかる前に自分の人生に何らかのことを絶対に思うはずです。同じ思うのなら、それなりに良い人生だったと思いたいですよね。

 じゃぁ、バシッと生きましょうよ。

 村上さんは喫茶店のマスターだったんです。しかも学生結婚。一般の人は、大学を卒業して就職して結婚ですよね。彼は逆。結婚してお店開いて大学を卒業しました。

 お客さんが帰ってお店を閉めたあとにビールを飲みながら毎晩小説を書いていたそうです。タイトルは「風の歌を聴け」 それが群像新人賞を取った。小説家で生きていくことを決めてお店をクローズ。なんと潔い。たまたま運よく新人賞を取ったからといってそれで生きていけるはずはないと、まわりの人は大反対したそうです。彼は人の意見より自分の生き方を取ったんです。

 まさに、ゼロヒャクの生き方です。やるか、やらないか、ゼロかヒャクか、ってことです。

 退路を断って小説家の道へ舵をきれたのはのは勝算があると踏んだからです。ここで、じゃぁ自分もと、見通しも立っていないのにあなたは飛び込まないでくださいね。これならイケると思える実績や何かが必要です。 

 昨日の自分を超える気持ちで質良く続けていたら、やがて必ず扉が開きます。開いたら、退路を断ってゼロヒャクの意識で飛び込むこと。すると、その覚悟があなたが在りたい方向へと連れていってくれます。

 10年前、私がコンサルタントで生きていくと宣言したら、何人にも「無理だよ。コンサルタントは男性社会、女性の成功は難しいかもね」と言われました。私の中では勝算がありました。なぜなら、それまでにお金を取らずに多くの人の相談事に乗って成果を上げていたからです。おかげさまで、10年間、コンサルタント1本で生きてきました。

 今、自分の出版に向けて編集者と丹念に打ち合わせを続けています。「私は毎月7万字は書きます。それを約5年続けています」と言いましたら、「純子さん、それはもう作家レベルです」 

 敏腕の編集者のひと言で、「あ、イケるかも」と決断。コンサルタントの次の10年は作家で生きていくことに決めました。こういう方向で本を出し続けて、こういう方向で何誌かコラム枠を持ちたいと言いましたら、それも可能だと。可能だと言い切ってくれる編集者と出会えたのは物凄い運だと思っています。

 使い終わった燃料タンクを切り離すごとくにゼロヒャク思考で生きていくと道が開きます。扉を閉めると、次の扉が見えない風圧で開くんです。

 結局、思い切りなんですよね。人生を進めるとは。 

プログラム原稿書きがひと段落落ち着いたので、昨夜から読み始めた騎士団長殺し。読みたくてうずうずしておりました。めちゃくちゃ面白い!

山下純子
 
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