見出し画像

休むより降りる

さっき自分を鼓舞する音楽について投稿したばかりで、休むって!(笑)
どっちやねん!という話ですが、要はメリハリですよ奥さん。


休むってなんなん?
ふと考えみた。

寝る
ボーっとする
友人と遊びに行く
家のことをする
旅に出る
好きなことをする
自分のメンテナンスをする


まぁ、人それぞれ様々な休み方がある。

しかし、果たしてそれは本当に休んでいるのかな?
仕事以外の時間で個人的な何か(作業)をしてるに過ぎないのでは?
なんて思ったり。


私の場合…


家事を少ししたり
美容院に行ったり
ネイルサロン行ったり
本を読んだり
ただソファに座ってぼんやりしたり
真面目に考え事したり
買い物したり
書道したり
フラメンコしたり
寄席に行ったり
YouTubeをみたり
エステやマッサージに行ったり
友人と食事したり
語学の勉強したり
美術館行ったり
お散歩したり
朝からお酒飲んだり
実家に帰ったり
旅行したり
スナック菓子を食べながら腹をかいたり
鰻を食べたり
ひたすら顔の産毛抜いたり
ウサギの被り物をして餅をついたり
その他諸々


確かに自分のために時間もお金も十分に使って、やりたいことを楽しんでいるのは間違いないけれど…休んでいるのとはちょっと違うような気もする。

何かのための(目的がある)行動だったり、役割としての行動だったりするのがほとんどではないかしら。

みなさんもどうでしょ?

女として、男として、社会人として、〇〇会社の〇〇として、娘として、父として、母として、夫として、妻として、人間として、友人として、自分として…とか。

スキルアップのため、リラックスのため、リフレッシュのため、健康のため、綺麗になるため、楽しくなるため、気分転換のため、幸せになるため…とか。

何かしらの肩書きや目的が伴った行動がほとんど。

ていうか、何かしらの肩書きや「◯◯のため」がないと私達は行動を起こす気にもならないのかもね。

私達のモチベーションは何かしらの役割とか目的によって保たれているとも言えるのかもしれない。

肩書も名前も無い何者でも無い自分、自分でもない自分…なんてちょっと想像できないし、なんか怖いとさえ思ってしまう。

で…

先日、大仕事を1つ終えて「あー、ひとまず肩の荷が降りたなぁ」と思ったら、とんでもなく安らいだ気持ちになったんですよ。
一瞬で心も体も休まった。

そして、思った。


「肩の荷を降ろす」もそうだけど、何かを辞めるとき「その役を降りる」とか言うよね?
てことは、「降ろすとか降りる感覚を持つ」ことは「休む」に繋がってるんじゃないか?


私達は名前を持っている以上、いつも何かしらの役割を担ってこの地球にいるわけで。
それは至極当たり前なのだけど、たまには何かから降りる感覚を持ってみるのも良いのでは?


今日はお母さんを降りる、とか。
今日は社会人を降りる、とか。
今日は人間を降りる、とか(笑)
今日は自分を降りるとか。

休むという言い方も勿論できるし、そちらの方が馴染み深いけど、「休む」は母親なら母親、妻なら妻というライン上というかレールの上で止まって休む感じがする。
「降りる」というのはそのレールからも外れるという感じ。
ちょっと横道にそれるような・・。
(横道にそれるって言葉、ちょっとした背徳感があって好きw)



一旦降りてみる。


人から求められる期待も、自分が自分に求めてる期待も一旦全部無くしてみる。

きっと、ふわふわ心許ない気持ちになる。
何のために生きているのかしら?なんて思ってしまうかも。

でもいっそのこと全てのの役割から降りて、ただそこに存在してみる感覚を短時間でも良いから持つ事は自分への癒しになるんじゃないかしら。
1日1回ちょっと降りる…みないな。

毎日みんなとても良く頑張っている。
だから、たまには何にも追われなくても良いんじゃないかい?

「私は何も追われてないし、背負ってないし、毎日リラックスして好きなことだけして、無理もしていないから大丈夫!」と思った人こそね、そんな自分から一瞬でもいいから降りてみてもいいかも。

何かから降りている時、個が無くなりただ息をしている存在となっている時、人や物と境界線がなくなってただ揺蕩うような心持ちになる。
それって物凄く気持ちいいことだから。

降りることはちょっと怖い。
自分の居場所や自分が無くなってしまうようで。

でも、私たちは「自分の人生」という舞台の主役からはどう頑張っても降りられないから、安心して降りてみるといい。
(物理的行動ではなく、まずは感覚として)


自分の居場所は絶対になくならない。


ちょっと降りてみて自分の舞台を客席から観たりなんかして、そしてまたスポットライトを浴びて主役を張っていこうじゃないの。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?