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【Watching and Talking of Human】vol.4


先日受けた相談。(女性)
ある職業で現役ピークをバリバリ働いてた。結婚・出産し、第一線からは10年ほど離れた。(現役を退いてはいないが、お手伝い程度になった)
子供達も大きくなり、再び現役第一線に出てゆきたい。
しかしこの10年の間に業界は新しい情報、現れる才能、移りゆく次世代、変貌している勢力図……
葛藤と逡巡で浦島太郎気分だ。

しかし、この世に生まれた自分のこの「命の時間」に、何らかの意義と、価値と、足跡を与えたい。与えられた才能(才は素質、能は実力)を惜しむ事なく使い切りたい。
このままで人生を終えたくない。

これは彼女のみならず、多くの女性が直面する問題だと思うんです。結婚と子育てで一度、社会から離れ、数年〜十年程の時を経て再び復帰する。

いや、もしかすると男性でもあり得ます。
男性には出産はありませんが、そこは表面的な話です。この話の根と本質は、「命の時間の使い切り方」です。

今、世の中は「中高年のリストラが進む業界」と「人材不足の業界」と両極端です。
数の理屈で言うならば、「リストラ業界で切られた人が人材不足の業界へスライドすればいい」とはなりますが、そう簡単な話ではありません。

女性は比較的、若い段階で一度最前線を離れ、子育てがひと段落した所で社会へ戻る。
男性は長年ずっと、その最前線に身を置き貫いてきたのに、人生の「労働時間」の半分以上をそこで費やしてきた後半、ある日突然、最前線から離される。ある意味、男性の方が「残された時間とチャンス」は女性より不利かもしれません。

でも……関係ないですね。命ある限り、諦めずに込めて生きてくださいよ、としか言えません。
考え方次第ですもんね。

ただ、彼女にはこうも伝えました。
自分の年齢を…というか、添付画像にもあるような「人生の四季」を考えろ、と。
それぞれの季節に学びがあるので「一生勉強」は正しいのです。
「一生青春」は正しくないのです。自分の根を張る場所を探してるうちに、見つからずにこの世を去る…なんて勿体無い。
青春の季節が長いのはいい。青春しかないのがダメなんです。

芸人だって生き残るには、ネタから脱して司会者を目指します。
プロ野球選手は引退したら、コーチや監督、または解説者を目指します。
現場復帰してもいいけど、同時にその先を見据えた展望を持って望む事です。道はどの様にも分かれ、選択肢と可能性は限りない。

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