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ハワイから見たこと感じたことを徒然に......。 回想録、エッセイ、時にはスピ話や写…

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ハワイから見たこと感じたことを徒然に......。 回想録、エッセイ、時にはスピ話や写真などランダムにあげています。

マガジン

  • コロナ禍のアメリカ旅 ロサンゼルス 5話

    これはekomomaiの旅行記。行き先はごく普通のロサンゼルス。でも、ただひとつ違っていたのは、世間はコロナ禍だったのです。5話。

  • コロナ禍のアメリカ旅 ニューヨーク 4話

    LAの旅に続いてekomomaiの初ニューヨーク旅行記です! 写真も一緒にニューヨークを感じてください

  • ekomomai マガジン

    わたしの思いがたくさん詰まったストーリーたちです。

  • 一緒に散歩しませんか Hawaii 写真集

    ハワイ在住のekomomaiが散歩や買い物した時に撮った日常をマガジンにしました。絵ハガキの様なハワイでなく、たまにはローカルを感じながら一緒に散歩しませんか?

  • ちょっとスピ話

    人生をより豊かにするために......

最近の記事

フローズンショルダー

"首が痛い"はゴールデンボンバーの歌だが、わたしは今、肩が痛い。 大きな声では言えないが五十肩というやつだ。病名で年齢層がわかるのも厄介なやつだな。 もし、四十肩になった人が誕生日を迎えたら病名は五十肩に変わるのだろうか。 数年前に左肩をやった時と同じ痛みが、今回は右肩に来た。肩関節周囲炎は悲しいかな、一種の老化現象だ。個人差はあるが数週間から数ヶ月、重症の人は一年以上続くらしい。週三でエクササイズをしていても老化はやってくる、ツライ。 わたしの場合、常に痛みがあるわけで

    • 千葉のなかのTOKYO

      (この記事は2021年に書いたものです) noteを始めて一周年のバッジを頂いた。回想録を中心にいろいろと書いてきたが、今日は思い入れのある成田国際空港について書いてみようと思う。私は開港と共に開発された新しい町に県外から移り住み、そこで仕事もしたし、そこから海外へも旅立った。 開港当時の名称は新東京国際空港。千葉県にあるのに何故東京?だとか都心から遠い空港などと揶揄されたが、2004年には成田国際空港と名を変えて今年で開港43年目を迎える。歴史をたどれば空港建設に対する

      • 宇宙が応援してくれる時 #私だけかもしれないレア体験

        人生のドラマのなかには、それは、それは数えきれないほどの登場人物がいますね。 私達に何かを教えるために現れては、いつの間にか目の前から姿を消していく人達、いますよね。 特に何かに対して試行錯誤している時、私にはガイドと呼ぶべき人が現れます。 もちろん、これは気づかないうちどなたにも経験があると思います。 看護師がまだ "看護婦さん" と呼ばれていた時代、私は日本でナースとして働いていました。若い看護学生の時から人の生死に関わり、感傷にひたる事も許されない忙殺の毎日。

        • 3年ぶりに帰った日本で見えたもの

          一時的に鎖国のようだった日本にやっと帰れた。それも、これもコロナのせいだ。 忘れもしない、2020年の3月。 その年も、いつもの様に日本にある実家にここハワイから帰省するはずだった。 日本で10年ぶりにコンサートをする外タレの来日に合わせて航空券も買ったし、コンサートチケットも手に入れた。 日本に帰るだけだって嬉しいのにコンサートにも行けて、しかも一緒に行く友達とは何年ぶりの再会になるため3倍も楽しめる旅……のはずだった。 コンサートはキャンセル、フライトまでまさかのキ

        フローズンショルダー

        マガジン

        • コロナ禍のアメリカ旅 ロサンゼルス 5話
          6本
        • コロナ禍のアメリカ旅 ニューヨーク 4話
          5本
        • ekomomai マガジン
          39本
        • 一緒に散歩しませんか Hawaii 写真集
          8本
        • ちょっとスピ話
          6本

        記事

          あなたのあちらがわ #2000字のホラー

          私達は時にこちら側から、見えるはずのないあちら側を見てしまい困惑します。これは実話をあちら側からの視線で書いています。困惑のない様に! ここはWビーチの目の前に建つホテル。 遠い昔、豪華客船でやって来た金持ち達が泊まりに来ていた歴史あるホテル。 あれから、どれだけの歳月が経ったのか解りもしないが、僕のこの胸に溜まった澱(おり)は浄化することなく手に足に綺麗な僕の顔にまで、はびこっていく。 僕の好きなこの部屋の花模様の壁紙が張り替えられるたび、何層も何層も僕の澱は厚く重

          あなたのあちらがわ #2000字のホラー

          マミちゃんのゲーム #2000字のホラー

          「今日、学校が終わったらうちに遊びに来ない?」 転校生のマミちゃんに誘われた、わたし達は山道を登っていた。横浜の小高い丘は、小学生のわたし達にはかなり険しい山登りだった。 肥満気味のキクちゃんは、もう汗びっしょりで肩で息をしていた。勝ち気なメグちゃんは黙々とマミちゃんに続く。狭い道の両側には、大きな木々がいくつも生い茂って陽も届かない。 ところどころ、ぬかるみもあって足を取られないように登り続けると突然、視界が開けた。 なんと、そこには大きな洋館がたっていた。 「わ

          マミちゃんのゲーム #2000字のホラー

          Yesterday's hero

          以前、わたしはnoteで自分のミーハーぶりを書いたことがあります。 小学生の頃から多くのアイドルを好きになりレコード(昭和です!)を買ったり、コンサートに行ったり楽しい思い出がたくさんあります。 高校生になると洋楽を聴くようになり、外タレファンにもなりました。その頃、大好きだったスコットランド出身のベイシティ•ローラーズのヒット曲の中にYesterday's hero(イエスタデイズ ヒーロー)があります。 将来、自分たちの人気がすたれて誰も自分たちの事を気づかなくなる、

          Yesterday's hero

          ランゴ、Myジャクソン

          それほど遠くない昔、ジャクソンカメレオンを飼っていたことがあります。 夫がゴルフをしていたら、芝生の上でじっとしているジャクソンカメレオンを見つけてそのまま連れて帰ってきたのです。 そんなトカゲみたいの、気持ち悪いと思いつつバケツの中をそおっとのぞいてみたらいました、いました。 綺麗な黄緑いろの小物体がバケツの底にへばりついていました。 そして、丸い目玉を片目だけグルリと回転させてわたしを見上げたんです。そう、その目玉は左右、全く違うところを見れるんです。 マンガのよ

          ランゴ、Myジャクソン

          ピルボックスって知ってますか?

          この日は突然やってきた。 わたしの娘と、テキサスから遊びに来ている娘の友達とわたしの三人でハイキングに行くことになった。 場所はラニカイにあるピルボックス。一時間ほどで頂上まで行けて比較的、容易に登れるという人気のハイキングコース。ピルボックスとは戦時中に出来たバンカーと何かで読んだ。 ハワイに住んで何十年もたつというのに今の今まで行く機会がなかったが、やっとこの日が来た。 実は十年ほど前にラニカイビーチの絵を買った。エメラルドグリーンの美しい海の上にポッカリ浮かぶ二

          ピルボックスって知ってますか?

          ジャガーでハワイを走ってみたら

          ワイキキのとあるホテルのロビーに1台のジャガーが滑り込んできた。 美しいシャンパンゴールドに輝くジャガーの運転席からは初老の女性が降りてきた。 その風景を遠目から見ていたわたしは、いつか自分もあんな風にジャガーに乗りたいと思った。定年を迎えた頃、あの婦人のように優雅にジャガーを運転してみたいと。 洗練された優美なデザイン、ボンネットの先端には今にも飛びかかろうとするジャガーの立体エンブレムが銀色に光る。 そう、その日から、ジャガーはわたしのドリームカーになった。 十

          ジャガーでハワイを走ってみたら

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          LA旅より

          LA旅より

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          夢判断できない夢

          ※このnoteには津波の表現がありますので、あらかじめお断りさせていただきます。 自分はよく夢を見る。それも夢判断に苦しむやつで、どういう意味があるのか全くわからない。 昨夜の夢の中の自分は誰かの体を洗っていた。 その誰かは髪の色が明るいボーイッシュな人だった。 一通り、洗い終わりバスタオルでその人の体を拭いていた時、自分は誤ってその人の足を踏んづけてしまった。 その人は大声をあげて、たいそう痛がったため自分はとっさにしゃがみこみその人の足を見た。 義足だった。

          夢判断できない夢

          懐かしい話ことばを書きためて

          引き出しの奥に古いノートがあります。 わたしの娘はとうに成人したので、そのノートはかれこれ二十年も前のものになります。 ページをめくると、綺麗とは言えないわたしの走り書きがいくつかあって......。 わたしは車の運転席に座ってドライブしてる。 あたりはすっかり薄暗い。だけど月明かりに照らされた道路は白く光っている。 パームツリーが道路脇に気持ち良さそうにゆらゆら揺れて......。 と、その時、後部座席に座る二十年前の幼い娘が言うんです。 「くるまが走ると、お

          懐かしい話ことばを書きためて

          JKものがたり

          (R) 真由香のまぶたが腫れている。又、昨夜は泣きながら眠ったんだろう。 前髪で隠したって俺にはすべてお見通しだよ。こうやって教室の窓辺にすわる真由香をいつも見ているからね。 窓ガラスを通して射す陽のひかりが真由香を薄いベールで包む。手を伸ばせば届きそうなのに白いもやがかかった真由香には、やっぱり触れることはできない。 と、急に真由香が俺の視線に気づいたようにこちらを見た。ちょっと驚いた俺は心の中を読まれないように平静を保って言う。 「おう。なんだ。また泣いたんだろ

          JKものがたり

          ベッドで僕が思うこと

          何なに? 今度は日本出のナース? 英語は話せるの? 話せなくてもおんなじか。僕の喉に穴が開けられてから、もう何年もたつ。 話す必要はないよ。僕は答えられないからね。 食べ物も口からは摂れない。管を伝わってお腹に直接ながれるだけさ。 毎日、白い天井を眺めるだけ。笑うこともできないからね。無表情の僕の顔から感情を読み取るのは難しいだろうな。 そんな悲しい顔して見つめないでくれる?なんの使命をもって生まれてきたかって? 君がそんな事、気にすることないよ。 僕は生ま

          ベッドで僕が思うこと

          コロナ禍のアメリカ旅 Vol.5 ~LA最終日~

          楽しい一週間はあっという間に過ぎて、いよいよ今日はハワイに帰る日だ。夕方六時の飛行機なので思い出作りはまだできそうだ。コロナ禍という事で店を出るたび、車に乗り込むたびに両手を携帯用のアルコールスプレーで消毒した。 ハワイに渡航するための条件として、ハワイ州のSafe Travel Program の登録が必要だ。出発前24時間以内にヘルスフォームに現在の健康状況を申請するとハワイ州からQRコードが送られてくる。ワクチン接種証明書はアプリにダウンロード済みなのでPCR検査は必

          コロナ禍のアメリカ旅 Vol.5 ~LA最終日~