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アルコール依存症と闘う広告マンの記録 16日目 -読書・ときどき断酒会 続き/ Chill music -

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このブログは
アルコール依存症の方、その家族の方、そもそもアルコール依存症ってなんなの?
という方へ、情報を発信のための記録です。
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■2022/08/11 4:50 起床(TOP画は今日の病室の窓から)

さて、今日は昨日書けなかった読書と断酒会のことに関してちょっと書きます〜

■「本当の依存症の話をしよう -ラットパークと薬物戦争-」

著:スチュアート・マクラミン

絵がかわええ

テーマはタイトルの通り、薬物依存に関して。
それをラットを使った実験を行った学者さんと、薬物戦争に反論学者さん、大きくは2つの視点から掘り下げていく内容。

薬物依存ってなに?
本当にすぐ依存症になっちゃうの?
依存する原因は?
本当に薬物だけが悪いの?

いろんな視点で物語が展開されていって面白いし考えさせられます。
ほとんど漫画みたいに読めちゃうので、おすすめです:)

概要、そして自分に置き換えてみると・・・

・ラットパーク
ラットを使った薬物依存の実験をしたブルース・アレクサンダー。
彼の実験の結果、健康的な社会環境下にあるラットは「薬物依存」にはなりにくく、「強制的」に薬物依存にするためにも労力が必要ということが明らかになった。

「薬物で得られる満足感<健康的な生活で得られる満足感」

となり、薬物そのものを避けようとする傾向が顕著だった。

しかし、孤独な環境下(精神的または物理的)では、あっという間に薬物依存症になるということも同時にわかった。
もちろん薬物そのものの依存効果もある。
しかし大切なのはその人を取り巻く環境であり、薬物のせいだけにするのではなくそう言った人を生み出さないための環境作りが必要なのではないか。
※人それぞれ価値観の違いもあるため、一概に括ることは難しいが。

・薬物戦争
「薬物戦争」に真っ向から反論した、ミルトン・フリードマン。彼はニクソン大統領の制定した「薬物禁止法」に、過去「禁酒法」施行によってもたらされた社会問題を事例に猛反論した。
苦しくも40年後、彼の予想通りの内容の社会問題で溢れかえってしっているのが原罪である。
彼は「禁止することによる社会への影響」と、「薬物そのものがもたらす影響」は分けて考えるべきであると終始反論をしていたという。

両方の意見・実験はとても興味深かった。
アレクサンダーの実験結果は、その通りで、得られるものが「薬物<周りと生きる事や趣味」という満足度の構図である限り、依存症になはならいだろうと思った。「もの」があるから「依存症」と言われるだけで、極端なことを言えば、依存の対象が「薬物」ではなく「周りと生きる事や趣味」へ変換できるかどうか、なのかな。

きっと人は何かに「依存」して生きている。精神的であれ物理的であれ、孤立してしまっている時に、運悪く、薬物等の悪いもの(アルコール・ギャンブルも含む)に手を出し、染まってしまうと「依存症」となり、治療が必要になってしまう。
考えてみれば「いいこと」には「依存症」という言葉は使わない。
「ボランティア依存症」「親孝行依存症」なんて言葉、ないもんな。。
そんなことをふと思った。

ミルトン・フリードマンの反論内容ももっともである。禁止するからそこに反発が生まれ、それに紐づく不法行為・取り締まるための労力が裂かれる。そのイタチごっこは次第に巧妙になり、どんどん巧妙複雑化し、裂かれるリ労力も多大になっていく。
極端に禁止するのではなく、それ以外の解決策を模索すること、正しく薬物を理解する事がまずは必要なんかな。

・自分
自分に置き換えてみた時に、では自分は孤独だったのだろうか?家族・友人・取り巻く環境は自分を孤独にするものだったのだろうか。
そう考えると、それはNOであるとすぐに思った。
では何故アルコールに走ってしまったんだろう。

・ただ単にビールの味が好き
・謎の「飲まなきゃ」というノルマ感
・飲むと饒舌になるという謎の自信
・太ることへのコンプレックス
・嫌なことを済む思考回路への変換
・止められたことへの反発
・どうにでもなれという自暴自棄
、、、書き殴りなんで合ってるかわからないけど

アルコールという魔物はふとした時に
「いいから飲みなよ。飲んだら楽になるよ」と頭の奥底で囁く。

入院しても、家族・友達の支えがあっても、結局は自分が打ち勝つしかない病気なんだなとつくづく思う。

この言葉が誰か一人にでも届きますように!!

■断酒会

今日は横須賀の断酒会の方々が3名来院。
講義とか言ったそういう形ではなく、

・断酒会の歴史の説明
・久里浜医療センターでの活動背景
・断酒会の想い

上記内容と共に、1人ずつ

・久里浜医療センターに入院した背景
 (皆さん2回入院していた)
・久里浜医療センターでの生活・いいところ
・退院後、断酒会に入ってからの生活や気持ち

などなどを自由に語っていくスタイル。もちろん何か意見をしたりとか、話している最中に質問するなどの行為はNG、ただ淡々と、話を聞く。

参加してみて・・・・

正直なところ、自分よりもレベルが高すぎて、自分毎化できなかった印象でした。(血吐いたり普通に飲酒運転したり金使いまくったり運ばれたり)
あとは歳が離れているせいもあったかな。
親より少し若いくらいの人たちの話を聞いても、スッと入ってこないというか。なんか壁がある気がした。
できれば同年代で悩んでいる、闘っている人の話を聞きたい、その人たちと話したいもんですね。

長くなるので具体的な話は避けますっ!

■Chill music / 今日はDeftech!

・Deftech - Journey

・Deftech - take it HIGHER!!

・Deftech - The Best Time

■散歩

今日もトンビが飛んでらぁ


はいっ!禁酒16日目もお疲れ様でした!

明日はアルコール依存症の身体疾患なる講義があり〼
グループワークのことと一緒に書ければと!!

ではまた明日〜

CHICO

■今日のご飯

・朝食

今日も牛乳がうめぇ

・こんにゃくご飯・味噌汁×2(玉ねぎ、インゲン・ナス)・豆腐そぼろ包み・茹人参・春菊浸・佃煮・牛乳

・昼食

ホキうめぇ

・こんにゃくご飯・ホキステーキ・アスパラソテー・小松菜マスタードあえ・カリフラワー・富士山ゼリー

・夜ごへん

長芋うめぇ

・こんにゃくご飯・豚もも生姜焼き・パプリカソテー・長芋サラダ・キャベツ胡麻和え・ヨーグルト


🙇