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「怒れ、怒れ、消えゆく光に (ディラン・トマスの詩)」自戒と希望のメモ書き

心に留め置きたいのはディラン・トマスの詩「穏やかな夜に身を任せるな(Do not go gentle into that good night)」の一節。これを知ったのはクリストファー・ノーラン監督の映画『インターステラー』で引用されていたのがきっかけだった。

穏やかな夜に身を任せるな
老いても怒りを燃やせ 終わりゆく日に
怒れ 怒れ 消えゆく光に

最期に闇が正しいと知る賢者も
その言葉で貫いた稲妻はなく 彼らが
穏やかな夜に身を任せることはない

叫ぶ善き人よ あれは最後の波 どんなに明るく
そのかよわい行いが 緑の湾で踊ったことか
怒れ 怒れ 消えゆく光に

軌道をゆく太陽を 捕え歌った荒くれ者よ
遅すぎて過ちを知り その道行きを弔った
穏やかな夜に身を任せるな

墓守たちよ 死を間近に 盲目の目で見る者よ
見えない眼は流星と燃え 鮮やかにもなれたはず
怒れ 怒れ 消えゆく光に

そしてあなたよ 私の父よ その悲しい高みから
呪いたまえ 祝いたまえ 烈しい涙でいま私を
穏やかな夜に身を任せるな
怒れ 怒れ 消えゆく光に

穏やかな夜に身を任せるな(Do not go gentle into that good night)

人類の危機を救うべく、宇宙飛行士が引き止めようとする家族を置いて地球を離れるシーンなど、重要な局面で、度々、朗読される。

「怒れ、怒れ、消えゆく光に」という強い言葉が、市井で生きる僕のような人間の心をも揺さぶる。

原文では“Rage against the dying of the light”.と語られる。

音楽好きの私には、アメリカのミクスチャーロックバンドの名前、 RAGE AGAINST THE MACHINE を思わせることも相まってとても響くのだ。

忙しさにかまけて、平穏の中にとどまりがちな私たち。

しかし、しっかりと世界を見れば、生活するにせよ、創造するにせよ、目に触れるもののなかには、怒りをもって立ち上がらなくてはいけないことがある。

そうしたときの、自戒のため、あるいは前に進むための希望のため、こころに留め置きたいのだ。

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