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【絶景】写真は独学だった「死ぬまでに行きたい絶景」カメラマン

「絶景プロデューサー」。
そんな肩書きがあると初めて知りました。
2013年に大ヒットした
『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』の
写真家・詩歩さんです。

今年、30才。
あの写真集が出たのが23才。
しかも当時は広告代理店の
新人研修中だったそうです。

私は凄い勘違いをしてました。
あの、完成された、雑味のない風景写真。
勝手にベテランのカメラマンかと…。

でも、見ようによっては、
あの計算され尽くした純粋な構図は、
下手に人生論を語ろうとしない、
若い人だからこそ?撮れたのでしょうか。

詩歩さんは、
大学前の卒業旅行時に、オーストラリアで
ドクターヘリに搬送されるような
たいへん危険な事故に遭った。
その時、病室の天井を見ながら、
「人はいつ死ぬかわからない。
後悔しないよう生きよう」と思ったのが
「死ぬまでに行きたい絶景」という
コンセプトに繋がった訳です。

写真は独学だった。
その代わり、圧倒的な量の
プロの風景写真を目に焼き付け、
構図や露出を学んでいったそう。

「死ぬまでに行きたい絶景」
このコンセプトは
そもそも会社の新人研修で
フェイスブックで、
より沢山の「いいね」を目指そうと
企画したのがきっかけで、
70万いいねを記録し、
出版社から声をかけられ、出版が決まった。

なんだか、幸運とセンスと才能に
溢れた人だなあ。

でも、何万枚ものプロの写真を見続ける
だけで、プロ顔負けの構図や露出を
身につけられるんだろうか?
いつまでたっても写真が下手な私には
彼女は、目に録画機能がある
ようにも思われるが、
一枚の最高の写真のためには
早朝から夜中までシャッターチャンスを
探し続けるんだそう。
まるで、昭和のカメラマン
土門拳さんみたいだ(笑)。
写真への情熱は鬼のよう。

何万枚もの「絶景写真」を
取り続けてきた詩歩さんが
撮影していく姿そのものも、
一つの絶景なんだろうなあ。

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