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「それは昭和ですよ」は反論不能のキラーフレーズ?

「それは昭和ですよ!」という言葉は、
今、職場などで誰かに発したら、
無敵のキラーフレーズでしょう。
でも、キラーフレーズって、
言う側はズルいんですよね。
もう反論を許さないフレーズだから。
自分も相手も思考は停止する。
本当に困ってる人が言うのは
正しい使い方ですけれど、
困ってない人がキラーフレーズを
使うのは、大抵、論破するためだ。
ホリエモンや西野亮廣がよく使う。

西野亮廣は、自分が監督した映画を
観客と一緒に観るため、
毎日、次はどこどこの映画館に
何時からの回に行きますと、
Twitterで告知拡散していた。
(もう今はやめたようです)
演劇や音楽ライブ、お笑いライブが
去年の春からずっと密を避けるため、
ライブやイベントは実に慎重に
開こうか、やめようか?
人は半分にしようか?
エンタメ界はずっと耐えに耐えてきた。
本、出版の世界では、
今もまだサイン会やトークイベントには
万全の対策をしなくてはならず、
コロナ前に比べて、
サイン会の開催率は1割もない。
特に、著者がTwitterで
今からサイン会をどこどこでやります、
なんて拡散しようものなら、
密を招くとして、大バッシングだ。
クラスターをサイン会で
発生させるのだけは、
作家も出版社も食い止めてきたんです。
まあ、そんな時勢に
西野亮廣は、自分のTwitterで
観に行く場所を知らせる。
対策を万全にするとかの問題ではなく、
密を自ら招く行為だからヤバいんです。

で、西野亮廣は、
YouTubeでそれについて聞かれ、
「自分はやるべきことを守ってる、
法律も守ってる、
法定速度を自分が守ってても、
走ったらダメなんか?」と
まあ、雑なキラーフレーズを
口にして、質問者を黙らせた。
今、エンタメの世界で、
どれだけコロナ対策を慎重にするか?
やっと少しずつイベントを開いて
手応えは掴んできたばかり。
まだ、密を招くような告知拡散は、
しないようにしている。

西野亮廣が法定速度で走ってるか
どうかというと、ギリギリ、
法定速度を超えるか超えないかの
はざまで運転してるとしか
言い様はないですね。
はっきりアウトではない。
はっきりセーフでもない。

ただ、YouTubeでのやり取りが
炎上してからは、西野亮廣は
Twitterで観に行く時間と場所を
拡散するのは止めましたね。

きっと映画製作会社か配給会社か
または原作の出版社が諌めたんでしょう。
今の西野のカリスマ性からしたら、
人を集めてしまうのは必至だから。
Twitterで告知しなければ、
そもそも良かっただけなのに…。

さあ、話はめちゃくちゃ逸れました。
キラーフレーズは凄いという話。

実は私もキラーフレーズを
昭和感満載の上司に言いました、先日。
「そのやり方は昭和ですよ、
上司が命じたら部下はみな必死になって
その命令をがんばる時代は
もう終わってますよ」
そんなフレーズを昭和感満載の上司に
言ってやりました、いえ、
言ってしまったんです。

それ以来、すっかり萎縮してしまった上司。
あまりに急に大人しくなった上司を見ると、
申し訳ないというか、言い過ぎたかなあ、
と今は自分があの西野亮廣みたいに
ごう慢になってしまったと反省してます。

まあ、キラーフレーズなんて
使わないで済むのが一番ですね。
言い過ぎましたかね。。。

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