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【炎上】ユーミンを非難した白井聡。彼の著作も価値は下がるのか?

松任谷由実と、荒井由実は
どうちがうのか?
音楽好きなおじさんおばさんなら
小1時間は楽しめる話題のひとつ。
でも、これを楽しめなくした人がいる。
白井聡という大学講師だ。

安倍首相が辞任表明した夜に、
松任谷由実、ユーミンは
切なくて泣いたとラジオで話をした。
それを聞いた白井講師は、
とんでもない毒を吐いて、
ユーミンを安倍もろとも非難した。

白井聡といえば、本好きなら
『永続敗戦論』をすぐに思いだし、
今なら『武器としての資本論』が
なかなか売れている。
それなりに気鋭の知識人だ。

『永続敗戦論』は
2013年にベストセラーになった。
私も買って読みましたが、
なんだか合わなくて、挫折しました。
行間から、いや文字自体から
「おれは正しい、おれの話を信じろ」
そういう心の声が聞こえる
かなり多量のナルシスズムな感情を
かぎとってしまった。
よく言えば、責任感が強い思想家。
悪く言えば、感情的な文筆家。

ユーミンへの非難の件で、
では『永続敗戦論』や
『武器としての資本論』は
価値が下がるだろうか?
あんな最低発言をする人間の
本なんて、読んだり評価できない、
と一直線に繋がるだろうか?

私はずっとモヤモヤしている。
会社でも白井聡の話は盛り上がってた。

どう思いますか?
政治思想家、思想史家として
確かに、気鋭の学者であることに
変わりはないのです。
ただ、アンチ安倍晋三だったゆえに
ユーミンまで過剰に非難した、、、
で済む話でしょうか。

小説家、作家なら
想像力を使うフィクションだから
日常の、市民としての本人の人格は
あまり作品とは繋げなくてもいい。

でも、白井氏は事実や時代、風土を
追求し、分析し、語るのが
仕事である学者です。

ユーミンという人間を
あんな風にしか観察してないのか?
あんな発言をスラスラ書いちゃうのか?
うーん、ちょっと、
白井聡の本に対して
罪はないんですが、
人間存在の根っこにまだまだ
届いていないようでは、
価値はやはり下がってしまう…
少なくとも私は…。

ユーミンに向けた同じ目で、
社会の一人一人を見てるでしょうから。
これで仕事が減り、
苦境を経て、
白井聡が新しい局面に入って
深みを持って文筆を奮う日を
待っていようかな、そうですね、
ワンチャンでアウトになる社会は
またあまりにも排除的ですから。

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