YouTubeが頭に入りやすい訳は?

YouTubeは頭に入り易い。
一方、昔ながらの小説や映画は、
こちらが入る努力をしなくてはならない。

登場人物同士がお互いに向けて
話したり感情をぶつけたり。
いわば、閉じられた世界。

テレビもそう。
一見、視聴者向けに語ってそうですが、
バラエティは芸人同士が互いに
話し合う構造。

ドラマは役者同士がセリフを
投げ掛けてる。
やはり閉じられた空間。

三谷幸喜さんの作品では、
たまに人物が視聴者側に
つまりカメラに向かって急に
語りかける場面があって新鮮ですね。

YouTubeが絶大に人気になったのは、
YouTuberは、視聴者に直接語りかける、
開かれた空間、世界だから。

ツイッターもブログも
直にフォロワーに語りかける、
閉じてない世界。

見る側は、集中力がなくても
頭に入ってきやすい。
短い時間にサクっと楽しめる。

閉じられたドラマや小説は、
視聴者のこちら側が努力して、
向こうの扉を明け、
入っていかねばならない。

それが、小説やドラマの魅力で、
自分の日常生活にはない
イマジネーションの世界に入っていける。

それを歓迎するか、面倒がるかは
人によって、まちまち。

閉じた世界を提供する、
文学やドラマや漫画で
なおかつ、たまに
直接、視聴者に向けたシーンがあれば
小説やドラマから離れた人も
興味を持って戻ってくれるかも。

私たちに直接語りかける
YouTubeやブログは
頭に入りやすく、
そのぶんだけ、忘れやすい(笑)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?