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【紙の本】Kindle作家が増える→町の本屋は減る→紙の本が消える?

気づいたら、
日本は一気にデジタルに
舵を切ってましたね。

レジ決済、出退勤、料理レシピ、
それから本も。

いついつから、
みんな、デジタルにしましょう
と呼び掛けた訳ではなく、
なんとなく、
なんとなく、進んで、
気づいたら、もう数年前とは
比較にならないくらいです。

日本人が面白いのは、
なんとなく選択してく
この気質でしょうか。

それにしても、
本はとりわけ、
マンガ分野はいっぺんに
デジタル化しました。

漫画家さんが一番、ビックリ
してるでしょう。

紙の本は刷らないまま、
電子書籍のみ販売する例が
増えてきました。

今、紙のコミックスを
出すのは、息の長い人気作家の
場合だけでしょう。

ちなみに、
コミックスの売り上げ全体の
8割は、電子によるものです。
紙のコミックスによる売り上げは
残り2割しかありません。

これは去年春の業界紙の調べ。
疫病禍でますます
電子書籍が増えたかもしれない。

大好きだった谷口ジローさんの
明治文豪漫画シリーズも
今、豪華版が出始めましたが、
値段を観たら、1冊3000円。
う〜ん。好きでしたが、
全5冊買うと、15000円!
冬のコートが買える(笑)。

10年くらい前は、
いつか電子書籍時代が
やってきますかね?なんて言って、
まだ紙と電子は半々か、
あるいは、
紙が主役で電子は従だとすら
まだまだ楽観視していました。

漫画とちがって、
活字書籍は今はまだ、
紙が7割、電子は3割で、
古い出版社や小さな出版社は
まだ電子化の波を甘く見てますが、
来る時は、一気に来ますね。
一瞬で、来年には、
電子が8割に?
なんて事態にならないとも
限らない。

まあ、そうなったら、
みんな、タブレットで
本を読む時代がやってくる。

紙は不便で持ち重りするもの、
とレッテルを貼られるでしょうか。

そうしたら、
町の本屋さんはますます減る。

悲しいなあ、
寂しいなあ、
切ないなあ。

もし、まだ紙派の方々よ!
紙の本屋、紙の本が
これからも残したいなら、
やっぱり、
町の本屋で本を買いましょう。
在庫がなかったら
取り寄せてもらいましょう。

本を出したい方々も、
Kindleから始めるのではなく、
最初はまず紙の本の作家を
目指しませんか?

Kindle作家という楽な道を
知ってしまった我々はいま、
ますますamazonの自己出版アプリを
使う時代にハマっていますが、
それもまた、紙の本が
消えていく流れを加速してること
忘れないでください。

面倒だけど、
町の本屋で買う、
ないなら取り寄せてもらう、
そんな地味な行為の連続によって、
私たちは紙の本の消滅を
食い止めるしか、
手立てはないかもしれない。

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